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いのちの結び――現代科学と日本文明③

2019年09月08日 | 日本
(千年を過ぎた木がまだ生きている)法隆寺の建築の技法そのものにも「多様な個性の関係性を通じて、全体としての優れたパフォーマンスを発揮する」という思想が見られる。法隆寺の五重塔は約1300年前に建てられた現存する世界最古の木造建築である。代々法隆寺に仕えてきた宮大工・西岡常一(つねかず)氏は、こう言っている。「それもただ建っているというんやないんでっせ。五重塔の軒を見られたらわかりますけど、きちんと . . . 本文を読む
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