⑬今回は「作家・童門冬二さん」によるシリーズで、豊臣秀吉についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――復縁した玉は、夫に連れられて秀吉のところに挨拶に行った。その時の秀吉の眼の底から発した光を、玉以上に忠興が気にした。秀吉の眼の光は、明らかに好き者のそれであった。玉造の屋敷に帰ると、忠興は玉にいった。「今後、外出は許さない」侍女を十七人も付け、何不自由のない生活を送らせてく . . . 本文を読む
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