(第三章 人間関係をうつす鏡 ②)
本当のところ、あなたを不自由にさせているのは、外部の人や状況ではありません。それは、「〇〇であるべきだ」といった、あなた自身の思い込みなのです。
もし、思い込みが強すぎると、あなたに重要なヒントとなる出来事についても深く考えたり感じたりすることがなく、自分が気に入るかそうでないかだけで判断することになります。そうすると、全てをただ機械的に処理するだけになってしまい、深い気づきにまでは至らないのです。また、「〇〇でないと許せない」といった排他的な思い込みは、やがてあなたを孤立させてしまいます。
思い込みとは、あなたの心を縛(しば)り付ける、鎖(くさり)のようなもの。その鎖を断ち切っていくとき、あなたの視野は広がり、共感する力が育ちます。共感とは、相手が見ている世界を通して、その気持ちを理解することです。相手に対して共感することが多くなると、生きることがずっと楽になります。些細(ささい)なことで気分を害したり、相手を攻撃したりすることがなくなり、周囲の人たちとの間に調和が生まれるのです。
私たちは、経験するいろいろなことを通して、真実の自分に至るのですが、このとき、心に目隠(めかく)ししていては、本当のことは見えません。心の目隠し=思い込みに気づいていくことは、豊かな人間関係を繰り広げていくスタートなのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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