２ヶ月前の自分にありがとう．．

我が社では、褒め手紙というものをやっている。これは、或る小学校で実施され成果をおさめたもので、誰でもいいから相手の良いところを見つけ、褒めるのだ。各所に目安箱よろしく褒め手紙ポストが置かれ、褒める人は相手の部署と名前、褒める理由を書いて匿名で投函する。すると何日か何十日か後の毎週水曜日の褒め手紙放送で放送される．．ところで、最近、重要案件が重なり、いずれも足踏み状態でにっちもさっちも行かなくなった私は、今朝は本当に出勤するのが苦痛だった。青空を見ると、こんなに空が青いのに、なぜ、私は毎日パソコンと電話対応に追われ、うだつの上がらない仕事をしているのだろう、と思ってしまい、青い空がかえって精神的苦痛だった．．思わず、うつ？なんて思ってしまった。今日は水曜日、褒め手紙放送の日である。鬱々とした気分に他人様の褒め手紙を聞かされるのは苦痛である。そんな時、私の心にスイッチが入った。人間、誰しもマニュアル通りのことはできて当たり前、想定外の事に直面した時、いかに機転を効かせて対処するかが大切であり、それは日頃から問題意識を持って取り組んでいる結果である。初めてなんでできません、
それは私の担当ではありませんなどのマイナス発言が聞かれる中、彼女は初めての仕事にも果敢に取り組み．．それはまさしく、２ヶ月前、私が他の部署の後輩を褒めた手紙であった。そうだ、こんなことでやる気を無くしている場合じゃない．．！なぜか不思議と重要案件の一つは午前中のうちに片付いた。思わず、２ヶ月前の自分にありがとう、そして思った。へんないきものよ、単純なお前さんは、鬱になることは、あるめえよ、と。