亀山湯閉鎖

遅ればせながら、五月の萩往還の大会要項が届いた。

引っ越す前にエントリーしていたので、那覇を経由して来た分、一日遅くきた。

案内の中に、毎年、ゴール後にお世話になっていた亀山湯が閉鎖したと書かれていた。

いつも、パンパンになった足を引きずりながら、銭湯目指して足を運んでいた。

それは、それでまだいいほうで、制限時間ギリギリでゴールすると、もはや、日も傾きかけ、銭湯に向かう気力も失せ、タクシーつかまえて宿の湯舟に湯を張り、そのまま寝てしまう．．

だから毎年、今年は早目にゴールして亀山湯に入り、ゴールで生ビール片手に皆の応援をするぞ、というのが、ある意味、私の目標でもあった。

その目標となるものの一つが消えてしまうのは、何だかとても淋しい。

まだ、250kmの参加者も珍しかったあの頃、足を引きずりながら、ヨタヨタと銭湯にやってきた私の背中を地元の人が流してくれた。

古きよき日本を彷彿とさせるような光景だった。


今年は、スーパーホテルの大浴場にでも、浸かってみます。