つまがリズム

きままな、ひとりごと

カンに頼る

2012年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

1997年に発生した東電OL殺人事件。

東京地裁では無罪とされたワイナリ被告、東京高裁で無期懲役となる。 最高裁への上告は棄却され2003年10月に無期懲役の刑が確定した。

2005年に獄中から東京高裁に再審を請求。 2011年7月東京高裁の再審請求審において弁護側が要請し、それを受けて東京高裁が検察にDNA鑑定を要請し東京高検が実施した結果、ワイナリ被告と別のDNAがみつかった。 2012年6月7日、東京高裁は再審の開始を認めた。

    

昨日テレビニュースを見ていたら、警視庁の事件発生当時担当だった人がでていて 「犯人はワイナリに間違いない。 長年の経験からくる私のカンです。」 みたいなことを言っていた。

そうね~、長年のカンは重要だよね。 

でもね、それで犯人にされたら、古代の亀甲占いとレベル一緒だよね。

姉歯マンション偽装事件では、カンがおろそかになっていた。 一方、この事件ではカンに頼りすぎていた、ということはないだろうか。 

『理論とカンとの調和』 について考えさせられた事件である。

        

最後に判決当時の裁判長さんの名前です。

東京地裁(大淵敏和裁判長)、 東京高裁(高木俊夫裁判長)。 

・・・それにしても、これでも まだ なんとなくスッキリしない事件ですなあ~。

 


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注意一秒

2012年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日のお昼に、玄関のスロープでころんで左足負傷。

歩けなくて、何もできない。

ケガをして知る、健康の大切さ。

心に浮かぶはこの標語、 『注意一秒、ケガ3日』

3日でよくなるように、との願いをこめて!


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姉歯マンション偽装事件

2012年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

2005年に起こった姉歯マンション偽装事件。 

マンション建設に使用された鉄鋼が不足していて地震の際に倒壊の恐れがあるとされたもの。 その原因は、構造設計を担当した姉歯秀次による構造設計ソフトの改竄であった。 ソフトを改竄すること事態が想定されてはおらず、検査では10年にわたって見逃されていた。

(実態1)

構造計算は以前は手計算でされていたが、建築基準が複雑になったために現在では国指定のソフトを使用することになっている。 そしてソフトにより計算されたアウトプットは複雑すぎて、誰でも読める、というものではないらしい。 

(実態2)

どのソフトを使用するかという点と、設計者が耐震強度をどう捉えるかという点とで、異なった数値となる。 例えば、姉歯偽装のサンホテル大和郡山では、 県(0.47)、建築主が依頼した再計算(0.67)、民間検査機関である日本ERI(0.94)などと異なっている。 国交省は、当初「強度0.5以下の建物は取り壊し(保有水平耐力比が0.5以下)」との方針出したが、その後、「限界耐力法」という低いハードルによる再計算を認める通達を出した。 耐震基準に一貫性がない。 

    

〇 単なる計算を、コンピュータにやってもらう。

× 『耐震』について解明されていない状態で、コンピュータを使用 (その結果、理解できなく なってしまった)

人間の思考の補助としてのコンピュータ計算であるのに、思考することの意味をなくしてしまっているね。 コンピュータがより進化するならば、私たち人間も考え方を進化させるのが自然なのに、それを怠っている。 

2005年姉歯事件は、もしかしたら、私たちにそれを示唆していたのではないだろうか。


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