1997年に発生した東電OL殺人事件。
東京地裁では無罪とされたワイナリ被告、東京高裁で無期懲役となる。 最高裁への上告は棄却され2003年10月に無期懲役の刑が確定した。
2005年に獄中から東京高裁に再審を請求。 2011年7月東京高裁の再審請求審において弁護側が要請し、それを受けて東京高裁が検察にDNA鑑定を要請し東京高検が実施した結果、ワイナリ被告と別のDNAがみつかった。 2012年6月7日、東京高裁は再審の開始を認めた。
昨日テレビニュースを見ていたら、警視庁の事件発生当時担当だった人がでていて 「犯人はワイナリに間違いない。 長年の経験からくる私のカンです。」 みたいなことを言っていた。
そうね~、長年のカンは重要だよね。
でもね、それで犯人にされたら、古代の亀甲占いとレベル一緒だよね。
姉歯マンション偽装事件では、カンがおろそかになっていた。 一方、この事件ではカンに頼りすぎていた、ということはないだろうか。
『理論とカンとの調和』 について考えさせられた事件である。
最後に判決当時の裁判長さんの名前です。
東京地裁(大淵敏和裁判長)、 東京高裁(高木俊夫裁判長)。
・・・それにしても、これでも まだ なんとなくスッキリしない事件ですなあ~。