息子(高2)の先日の現代国語のテスト。
見事、学年ビリという成績。
常々、「勉強? ああ、適当にやっとけばいいよ!」と言っているので、その結果については何もいうまい。
しかし、なぜ、そのような成績がとれるのか、俄然興味がわいてきた。
というのも、息子は本を読むのが非常に速いし人の気持ちもわかる方なので、そのような子は国語はできるのではないかと思っていたから。 物理や数学で点がとれないというなら難なく納得だけどね。
そこで、現国テストの問題用紙を失敬して、こっそり自分で解いてみました。
その感想を述べます。
元文学少女の私としては・・・・ショックでした。
例えば、暗夜行路の一部分を読んで、棒線のところの父の気持ちを200字以内で答えなさいという問題。 私の答えは、『やりすぎたと思った』 だが、これではゼロ点だそうだ。 模範解答は、文中の言葉2か所を引用して、180字~200字でまとめるようになっており、その1か所あたり〇〇点という点数配分となっている。
模範解答を一言で示すと『やりすぎた』になるのに、私の回答では点はもらえなくなる。
これって、まず(1)文章理解能力があり、(2)問題作成する先生の思考のクセを把握し、そして(3)解答作成テクニックが必要ですな。 志賀直哉が答えたら何点とれるのだろう、なんて思ってしまった。
私が高校生の時には、(1)だけでよかったのが、現代では(2)と(3)も必要とされるわけね、差をつけるために。 そして、現代日本では(2)と(3)の力がある国民を必要としているのだろうね。
息子が現国、きらいになる理由がわかったような気がする。
ゲームと考えればいいのに、それができないんだと思う。
まあ、それもいいか・・・