つまがリズム

きままな、ひとりごと

注意一秒 (その二)

2012年06月12日 | 日記・エッセイ・コラム

6月7日(水)のお昼ごろに転倒して左足打撲。 

その日は痛さと腫れとで動けず。 次の日からだんだんよくなる。 

月曜日。 ”今日から本格的に始動” とばかり、左足を引きづりながら一日中歩き回る。

火曜日。 よくはなってきているものの腫れと痛みが残っているために、「念のために病院にいくか」と近くのクリニックに行きレントゲン2枚とると、骨折でしかも少しずれている。 手術になるか微妙とのことで、大きな病院(C病院)を紹介される。

C病院受付に10時30分に到着。そして診察してもらったのが15時40分。 待ち時間5時間10分でした。 足裏につけるパットの説明や松葉杖の使い方指導、そして会計、薬もらいで、結局17時すぎになってしまった。 ふう、疲れた。 C病院のA先生の本日の外来最後の患者が私でした。 私も疲れたけれど、先生も大変だね~。 途中で夫に来てもらってホント助かったよ、ありがとう!

        

そして、診断の内容ですが、クリニックの先生と同じで、どうするか悩んでおられました。

先生: 「こういう場合には、患者さんの意見に従います。どうしたいですか?」

私:  「手術するとしないとで、結果にどんな違いがありますか?」

先生: 「う~ん。 では2週間様子を見てみましょう。 2週間に4回、クリニックでレントゲンをとってもらって下さい。 それで、もし、骨のくっつき具合が悪いようならば、すぐ手術ということにしましょう。」

私:「わかりました。 では、どのようなことに気をつければいいですか」

先生: 「痛くないように歩くよう気をつけてください(ということで、いくつか説明を受けるが省略)」

私の場合、ギブスはしない方が良いそうです。 これから2週間、気をつけなくては!

それにしても、まさか骨折とは・・・

 


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教育はどこに向かっている?

2012年06月11日 | 日記・エッセイ・コラム

息子(高2)の先日の現代国語のテスト。

見事、学年ビリという成績。

常々、「勉強? ああ、適当にやっとけばいいよ!」と言っているので、その結果については何もいうまい。 

しかし、なぜ、そのような成績がとれるのか、俄然興味がわいてきた。 

というのも、息子は本を読むのが非常に速いし人の気持ちもわかる方なので、そのような子は国語はできるのではないかと思っていたから。 物理や数学で点がとれないというなら難なく納得だけどね。

        

そこで、現国テストの問題用紙を失敬して、こっそり自分で解いてみました。

その感想を述べます。

元文学少女の私としては・・・・ショックでした。 

例えば、暗夜行路の一部分を読んで、棒線のところの父の気持ちを200字以内で答えなさいという問題。 私の答えは、『やりすぎたと思った』 だが、これではゼロ点だそうだ。 模範解答は、文中の言葉2か所を引用して、180字~200字でまとめるようになっており、その1か所あたり〇〇点という点数配分となっている。

模範解答を一言で示すと『やりすぎた』になるのに、私の回答では点はもらえなくなる。 

これって、まず(1)文章理解能力があり、(2)問題作成する先生の思考のクセを把握し、そして(3)解答作成テクニックが必要ですな。 志賀直哉が答えたら何点とれるのだろう、なんて思ってしまった。

私が高校生の時には、(1)だけでよかったのが、現代では(2)と(3)も必要とされるわけね、差をつけるために。 そして、現代日本では(2)と(3)の力がある国民を必要としているのだろうね。

息子が現国、きらいになる理由がわかったような気がする。

ゲームと考えればいいのに、それができないんだと思う。

まあ、それもいいか・・・


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カンに頼る

2012年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

1997年に発生した東電OL殺人事件。

東京地裁では無罪とされたワイナリ被告、東京高裁で無期懲役となる。 最高裁への上告は棄却され2003年10月に無期懲役の刑が確定した。

2005年に獄中から東京高裁に再審を請求。 2011年7月東京高裁の再審請求審において弁護側が要請し、それを受けて東京高裁が検察にDNA鑑定を要請し東京高検が実施した結果、ワイナリ被告と別のDNAがみつかった。 2012年6月7日、東京高裁は再審の開始を認めた。

    

昨日テレビニュースを見ていたら、警視庁の事件発生当時担当だった人がでていて 「犯人はワイナリに間違いない。 長年の経験からくる私のカンです。」 みたいなことを言っていた。

そうね~、長年のカンは重要だよね。 

でもね、それで犯人にされたら、古代の亀甲占いとレベル一緒だよね。

姉歯マンション偽装事件では、カンがおろそかになっていた。 一方、この事件ではカンに頼りすぎていた、ということはないだろうか。 

『理論とカンとの調和』 について考えさせられた事件である。

        

最後に判決当時の裁判長さんの名前です。

東京地裁(大淵敏和裁判長)、 東京高裁(高木俊夫裁判長)。 

・・・それにしても、これでも まだ なんとなくスッキリしない事件ですなあ~。

 


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注意一秒

2012年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日のお昼に、玄関のスロープでころんで左足負傷。

歩けなくて、何もできない。

ケガをして知る、健康の大切さ。

心に浮かぶはこの標語、 『注意一秒、ケガ3日』

3日でよくなるように、との願いをこめて!


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姉歯マンション偽装事件

2012年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

2005年に起こった姉歯マンション偽装事件。 

マンション建設に使用された鉄鋼が不足していて地震の際に倒壊の恐れがあるとされたもの。 その原因は、構造設計を担当した姉歯秀次による構造設計ソフトの改竄であった。 ソフトを改竄すること事態が想定されてはおらず、検査では10年にわたって見逃されていた。

(実態1)

構造計算は以前は手計算でされていたが、建築基準が複雑になったために現在では国指定のソフトを使用することになっている。 そしてソフトにより計算されたアウトプットは複雑すぎて、誰でも読める、というものではないらしい。 

(実態2)

どのソフトを使用するかという点と、設計者が耐震強度をどう捉えるかという点とで、異なった数値となる。 例えば、姉歯偽装のサンホテル大和郡山では、 県(0.47)、建築主が依頼した再計算(0.67)、民間検査機関である日本ERI(0.94)などと異なっている。 国交省は、当初「強度0.5以下の建物は取り壊し(保有水平耐力比が0.5以下)」との方針出したが、その後、「限界耐力法」という低いハードルによる再計算を認める通達を出した。 耐震基準に一貫性がない。 

    

〇 単なる計算を、コンピュータにやってもらう。

× 『耐震』について解明されていない状態で、コンピュータを使用 (その結果、理解できなく なってしまった)

人間の思考の補助としてのコンピュータ計算であるのに、思考することの意味をなくしてしまっているね。 コンピュータがより進化するならば、私たち人間も考え方を進化させるのが自然なのに、それを怠っている。 

2005年姉歯事件は、もしかしたら、私たちにそれを示唆していたのではないだろうか。


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