きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

立ち寄り寺社

2015-12-20 19:20:14 | 京都
観音様巡りのまとめが終わったので、他の寺社めぐりも続けて書きます。

観劇で京都に行った際に立ち寄った寺社です。


最初は積善院準提堂さん

こちらは聖護院さんの塔頭で、ご本尊は不動明王。



境内には崇徳地蔵もお祀りされています。

毎年2月23日には秘仏の五大力菩薩のご開帳があり、法要も執り行われるとの事。

五大力さんって醍醐寺さんが有名ですが、こちらにもあったんですね。


2箇所目は満足稲荷さん。



東山仁王門のバス停の近くにあって、観世会館に行く時に前をよく通っていたのですが、しっかりお参りしたのは今年が初めてでした。

こちらのお稲荷さんは秀吉が伏見城の守護紙として伏見稲荷大社の祭神を勧請したもので、綱吉が現在地に移転させたのだそうです。

境内には撫でると頭が良くなるという岩上様がお祀りされていました。


この他に本能寺にも久しぶりに立ち寄り、信長公のお墓にもお参りさせていただきました。

来年はもう少しゆっくり、京都も歩きたいです。
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師走の十一面観音めぐり 番外編

2015-12-18 20:34:40 | ランチ
今回の観音様巡りのツアーは郷土食でおもてなしという側面も持っていました。

観音の里であり、戦国の舞台でもある湖北・長浜には古くから受け継がれてきた郷土食や行事食があり、これらを生かして、観光客に提供し、もてなしをしようというプロジェクトが、商工会議所にあり、そのメニューの発表の場となったのが、今回のツアーでした。

ツアーは観音巡り以外のテーマもあり、実施された日によって、食事場所もメニューも違っていたようでした。


私達の観音巡りツアーの昼食は想古亭げんないという賤ヶ岳の近くの料理旅館さんで、メニューは「さば寿司ご膳」。

でも、私、さばダメなんです。

アレルギーで食べられません。

こんな事もあるかなと少しは思っていたのですが、他の日だったら別のメニューだったのに・・・。







なので、さば寿司となれずしは箸をつけずに他のものを美味しくいただきました。

白いご飯が本当に美味しかったです。

近江米、流石でした。

お菓子も付いていて、柏屋老舗さんで作られたものなのかお店の名前のシールが貼ってありました。



この日、いただいたのはこの中の里芋の入ったおはぎだけで、他は持ち帰って後日いただきました。

私的にはこの中ではおはぎが一番美味しかったです。

他のお菓子は甘さが控えめで素材の味は楽しめるのですが、お菓子としてはちょっと・・・。というのが私の感想。



ところで、今回の昼食場所のげんないさんのお隣には伊香具神社があります。

通常の鳥居とは違う鳥居がありますというお話でしたので、食後にお参りをしてきました。



宮島の厳島神社ような鳥居でした。


今回のツアーとは直接関係はないのですが、観音様巡り関連の情報としては、毎年行われている「観音の里たかつきふるさと祭」は来年は10月に行われるとの事。

又、昨年、東京芸大の美術館で開催された湖北の仏様の企画展が来年も開催されるとの事でした。

興味のある方は是非おでかけください。
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師走の十一面観音めぐり 3

2015-12-16 20:30:54 | 寺社めぐり
医王寺を後にして向かったのは己高閣・世代閣。

どちらも文化財の収蔵庫で、己高閣は己高山の諸寺に祀られていた仏様を世代閣には戸岩寺の薬師如来像などこの地方に伝わる古文書などを保存、管理されています。

こちらも管理は地元の方々。

 




まず己高閣から。

こちらのメインは鶏足寺さんのご本尊の十一面観音像。

等身大ともいえる、かなりしっかりとした観音様で桧の一木彫。

そして、七仏薬師が七体、ずらりと並んだ光景はとても印象的。

この七仏薬師は新しい仏様なのかと思うくらいに保存状態がよくて平安後期の作とは思えないものでした。

かなり珍しいものだと思うのですが、県の文化財指定だけなんて不思議です。

  

世代閣は、戸岩寺のご本尊である薬師如来像を中心に十二神将像や魚籃観音像という珍しい観音様もお祀りされていて、凄いなあと圧倒されっぱなしでした。

十二神将像のうちの三体は木心乾漆像で菅山寺の十一面さんと合わせて滋賀県にある木心乾漆像はこの日にすべて拝見した事になりました。

又、魚籃観音像という珍しい観音様は上半身に衣を纏っておられず、左手に魚の入った籠をもっておられるというお姿で、このような観音様を拝見するのは初めてでした。


もう、お腹一杯というくらいに仏様を拝見しましたが、最後にもう一か所拝観しました。

ラストは聖観音様。年に3回ほど、開帳があるようですが、通常は公開されていない仏様ですが、特別に見せていただけました。

場所は弓削町。弓削神社と棟続きの収蔵庫にお祀りされていて、管理は隣接している来現寺さんがされているそうです。



私の中の聖観音様は薬師寺さんの聖観音様が一番印象的なんですが、今回、拝見した聖観音様は男性的というかかなり大きくてしっかりした仏様でした。

ただ、光背が火炎で、これは普通はない構図なので、光背は後から付けたものなのではというお話でした。

こちは国の重要文化財に指定されています。

仏様とは関係ないですが、弓削と聞いた時、弓削皇子と関係ある場所なのかなあとふと思ったりしました。

来現寺で今回のツアーの見学場所はすべて終了。

バスで米原駅に戻って来ました。

充実の観音巡りでした。



今回のツアーで拝観できた仏様はほとんどが収蔵庫で管理されていて、本来の場所ではないというのが少しさみしくはありましたが、地元の方々が協力して仏様を守るという姿が本当に素晴らしくて何よりも感動したツアーでした。

又、機会があったら是非、ツアーに参加したです。

京都や奈良などと違って、自力では、なかなか回れないですから・・・。
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師走の十一面観音めぐり 2

2015-12-14 20:32:56 | 寺社めぐり
午後の観音巡り。

最初は弘善館。

パンフレットにもあるように弘善館は菅山寺と近江天満宮の里坊です。

菅山寺はここから歩いて40~50分はかかるとの事ですが、山の上のお寺は無住で宝物を守る事が出来ないためにこちらで、地元の方がお祀り、管理をされています。

十一面観音像の他に菅原道真公の十一歳像、本尊の不動明王像などもお祀りされていて、ご朱印もこちらでいただくことができました。

こちらの十一面さんは滋賀県内に四体ある木心乾漆像の一つです。

木心乾漆像は漆を大量に必要とするために都以外ではあまり取られない手法なんだそうです。

又、重文の梵鐘も展示されていました。



 



続いて向かったのが医王寺。

こちらも無住のお寺。

地元の方がお世話をされています。

井上靖さんの「星の祭」で村の乙女と書かれた十一面さんがご本尊です。

もともと医王寺さんのご本尊は薬師如来でしたが、明治二十年ごろに長浜の古物商から現在のご本尊を買い取りこちらにお祀りされたとの事で、像についての由来は不明です。

  

仏様の前でこの仏様についての解説のテープを聞いた後に、お世話をされている地元の方から、仏様の前まで近付いてもらっても大丈夫なのでどうぞというお話がありました。

そう言われても、「もったいないから」という声が誰からともなく聞こえたんですが、その時の、地元の方のお話が正に「星と祭」の世界でした。

係りの方が言われたのは、

「もったいなくなんかないから。せっかくここまで遠くから来られたのだから、近くへどうぞ。触られては困るけど、でなければ大丈夫」

という言葉でした。

本当にこの仏様を愛しておられて、自分たちの仏様に会いに来てくれた事を嬉しく思っておられるのが伝わって素敵だなと感じました。

又、ここの方達にとってはこの十一面さんは特別な存在ではなく生活に溶け込んだ存在なんだと思いました。

そういえば、解説のテープでも、私達の仏様にお参りくださりありがとうございますというようなニアンスの言葉が。

この地方の仏様は地元の方々によって守られているという話は知ってはいたのですが、その姿を実際に目にするとなんだかとても幸せな気分になりました。

そして、台の上に上がらせてもらって、自分の目線の高さでお参りをさせていただきました。

星の祭で村の乙女と言われたのが、さもありなんと思える優しいお姿でした。

観音様巡りはまだ続きます。
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師走の十一面観音めぐり 1

2015-12-12 19:53:47 | 寺社めぐり
念願だった北びわこの十一面観音めぐりに参加して来ました。

季節ごとに滋賀県から送られてくる観光案内の中に下のチラシが入っていたので、申込みをしました。



これまでにも参加したいなあと思う観音様巡りのツアーがいくつかあったのですが、日程と自分のスケジュールが合わずに何度も見送っていたので、今回、やっと参加できました。



当日は朝9時半に米原駅に集合。幸いにも薄曇り程度でお天気はこの時期の米原にしては良い方でした。

 

バスに乗って最初の見学地、高月観音の里歴史民俗資料館へ向かいます。

この資料館の佐々木先生がこの日の講師としてツアーに同行され、観音様はもちろん、この地方での観音信仰についてなど、幅広くお話をしていただきました。





まず、この資料館で湖北の信仰の歴史や民衆の中で守られてきた仏たちのお話を聞き、資料館の展示品を鑑賞。


続いてお隣の向源寺へ。

向源寺は真宗大谷派のお寺。本堂には阿弥陀如来像がお祀りされています。



この本堂と棟続きに収蔵庫があり、国宝の十一面観音様がいらっしゃいます。

こちらの十一面観音様は日本にある七体の国宝の十一面さんの中でも最も美しいと言われていますが、その評判に違わない美しくて優しい姿の仏様で、間近で拝見できる上に、周囲を一回りできるようにお祀りされているので、通常は絶対に見る事が出来ない、後ろの大笑面も拝見する事ができます。

これは収蔵庫を新しくする際に後ろも見られるようにしてほしいとの文化庁の要請があったため、このような形になったとの事でした。

  

これまでに、私は他の国宝の十一面さんはこれまでにすべて拝見させていただいているので最後に残った国宝の十一面さんになるのですが、やっと会えた感激とその美しさにずっと見とれていました。

この十一面さんのお隣には大日如来像ともう一体、小ぶりな十一面さんもいらっしゃいました。

又、機会があったら、十一面さんにお会いしたいなと思いながら、収蔵庫を後にしました。

午前中の見学地はここまで、昼食をはさんで、午後の見学地へ移動します。 

続きは後日。
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