失敗や逆境にどう対処していくかで人生と人格が築かれる。
執行草舟『現代の考察』を読みながらそんなことをひらめいた。
失敗・挫折・逆境の対処の仕方には、以下の4種がある:
- 感謝する
- 踏ん張る
- 落ち込む
- 愚痴る・他責する
一番ダメな下の4から。
4 愚痴る・他責する
失敗の原因を他責する。親が◯◯だから、環境が△△だから、、、天を怨み、人を咎める。
3 落ち込む
他責しないまでも、落ち込む。打ちひしがれる。負ける。
2 踏ん張る・受け止める
何糞!こなくそ!と思って踏ん張る。立ち直る。克服する。安岡正篤がよく言う「得意大全、失意泰然」もこの「2 踏ん張る」あたりか。
私が宿命を「受け入れる」より容易な「受け止める」ってのはここの2だろう。
1 感謝する・受け入れる
おお、この逆境は私を成長させる試練だなと感謝する。孟子の「天のまさに大任をこの人に降さんとするや…」みたいに。これは逆境を克服した2のだいぶ後になってからかもしれない。だから2と1にはあまり大差がない。
宿命を「受け止める」が2なら、「受け入れる」は1だろう。
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人間の成長は、4から1に進むこと。4が醜悪で、1が美しい。
人間の成長は、美しさへの道。崇高さに近づくこと、ともいえる。
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ヨハネ14章で「私の中に神(父)がいる」とイエスが言った。最近私は、事あるごとに(人間関係・コミュニケーションにおいて)そう言えるイエスを目指すようにしている。
日々そうやって自己を律する・戒めるってのはいいですね。