川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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桐「蔭」と桐「陰」

2023年04月27日 | 桐蔭学園(の栄枯盛衰)
桐蔭学園も、大阪桐蔭も、和歌山桐蔭も、桐の「蔭」と書く。草冠(くさかんむり)が付く。

桐の蔭に鳳凰が宿る。生徒たちよ、将来、鳳凰のように飛び立てよ、それまでの学びの舎がここ桐の下の蔭だよ、という中国古典あたりの考えから。

これは東京高等師範学校(→東京教育大学→現筑波大学)での教えの伝統です。桐蔭学園の創業者たち(鵜川校長、榊原先生とか。美濃口教頭はどうだったか、、あの方はたしか海軍だったな、、)とかは、みんなこの東京高師(古い人はトウキョウコウシと言う)出身でした。

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ってのは知ってましたが、最近、48歳になり、桐蔭学園を卒業して30年経って初めて、東京高師繋がりの筑波大付属中高(悠仁さまがいらっしゃるところ)が、

 桐陰

って言葉を使っているのを知った。。筑波大付属では、蔭の草冠(くさかんむり)がない。。




これは最新号の月刊『HANADA』に載ってました。

ま、意味的には、桐のカゲ(陰、蔭)に宿るって意味からすると、どっちでもいいのかもしれませんが。

でも、桐という木々、葉っぱのカゲ、という本来の意味からすると、「草」カンムリがある蔭の方がいいような気もする…

これ以上の詮索はしませんが、我らが誇るべき母校の校名の由来に関わるので、記録にとどめておきます。
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