2019/12/11 15:55
[東京 11日 ロイター] -
<15:50> 日経平均・日足は「小陰線」、煮詰まり感を強め る
日経平均・日足は、短い下ヒゲを伴うとともに寄り付きがほぼ「坊 主」となる「小陰線」。前日に続いて「コマ」の形状となる足を引き、 依然として気迷いが強い状況だ。
5日移動平均線(2万3374円81 銭=11日現在)と25日移動平均線(2万3322円95銭=同)が 絡み合うなど、煮詰まり感を強めている。
翌日に上振れして11月26日に付けた年初来高値(2万3608 円06銭)に接近すると、チャートは「ペナントフラッグ」の色彩を色 濃くすることになりそうだ。
煮詰まり具合から、上下いずれかに振れる のは時間の問題。一目均衡表の遅行線(今回の終値と同値)がここ一両 日中に終値に触れそうな点も、変化が近いことを示唆している。
<15:22> ジャスダック指数は14日続伸 利益確定売りも
新興株式市場はまちまち、日経ジャスダックは14日続伸し連日の 年初来高値更新、東証マザーズ指数は反落した。
きょう東証マザーズ市場に上場したマクアケ<4479.T>は公開価格を 74.83%上回る2710円で初値を形成し、2980円で引けた。 上場2日目のALiNKインターネット<7077.T>は公開価格の2.36 倍の4020円で初値を付け、その後も買われ4665円で取引を終え た。
🐔 市場からは「IPOや(セクターやテーマに関係ない)個別の銘柄 が幅広く物色された。ジャスダックは14日続伸ではあるものの、上昇 をけん引しているのは普段あまり買われていないような銘柄。指数が示 すほど小型株が買われているわけでもなく、利益確定の売りも目立って いる」 (あかつき証券の投資情報部長・藤井知明氏)との声が出ていた 。
ジャスダック市場では夢みつけ隊 <2673.T>、システム ディ<3804 .T>、オリコン<4800.T>が上昇。ワークマン<7564.T>、日本マクドナル ドホールディングス<2702.T>、ラ・アトレ<8885.T>は下落した。
マザーズ市場では、ホープ<6195.T>、セルソース<4880.T>、エディ ア<3935.T>が上昇。メルカリ<4385.T>、シルバーライフ <9262.T>、B ASE <4477.T>は下落した。
<14:40> 日経平均は弱もちあい、売り買いとも大きな動き みられず
日経平均は弱もちあい。終盤に差し掛かっても、売り買いともに大 きな動きはみられず、引き続き2万3300円台後半で一進一退となっ ている。
🐔 市場では「イベントを控えて身動きが取れない。ドル/円は1 08円台後半で推移していることや、アジア株の堅調も買い材料にはな らず、完全に見送られている」 (SBI証券・シニアマーケットアドバ イザーの雨宮京子氏)との声が聞かれた。
<13:45> 日経平均は膠着、手掛かり材料乏しく方向感欠く
日経平均は2万3300円台後半で膠着、後場の値幅は上下25円 76銭にとどまっている。
為替は1ドル108円70銭台で前場引けか らほぼ横ばい、上海総合指数<.SSEC>や香港ハンセン指数<.HSI>をはじ めとするアジア株も小幅高となり、手掛かり材料に乏しく、方向感に欠 ける相場となっている。
<11:51> 日経平均は続落、イベント通過待ちで様子見ムー ド
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日57円28銭安の2万 3352円91銭となり、続落した。為替の円安基調や、追加関税の発 動見送りの可能性を支えに、日経平均は小反発でスタートしたものの、 その後は為替がやや円高方向に振れ、マイナス転換した。
10日の米国株式市場は小幅に続落。取引前に米紙ウォール・スト リート・ジャーナル(WSJ)が米中の通商交渉担当者らが関税発動を 延期する方向で調整を進めていると報じ、株価指数先物は上昇したもの の、その後カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、決定は下され ていないと述べた。具体的な動きがあるか見極めたいとして模様眺めの 展開となった。
下落した場面では、ナバロ米大統領補佐官がFOXビジネスのイン タビューでの発言が材料視された。同氏は15日の対中関税発動の期限 延期は「大統領次第、近く決定がある」と述べた。
🐔 市場からは「アルゴリズムやHFT(高頻度取引)がナバロ氏の発 言に反応して、先物を売ったのだろう。このような動きはいつもあるの で、腰の入った売りではない。イベント通過待ちで、アジア株や為替の 動きも乏しいため、方向感がなく動けない」 (東洋証券・ストラテジス トの大塚竜太氏)との声が出ていた。
TOPIXは0.41%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代 金は8671億6300万円と細った。東証33業種は、海運業、銀行 業、証券業などが値下がりし、水産・農林業、電気・ガス業、鉄鋼など は値上がりした。
東証1部の騰落数は、値上がりが673銘柄に対し、値下がりが1 367銘柄、変わ らずが116銘柄だった。
<10:00> 日経平均はマイナス転換、ナバロ米大統領補佐官 の発言を材料視か
日経平均はマイナス転換。2万3300円台後半で推移している。 市場からは「ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)の発言が材料 視されているもよう」(運用会社)との声が出ていた。
ナバロ米大統領補佐官はFOXビジネスのインタビューで、15日 の対中関税発動の期限延期は「大統領次第、近く決定がある」と述べた 。
<09:11> 日経平均は小反発でスタート、イベント控え様子 見
寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比10円95銭高 の2万3421円14銭となり、小反発した。
米国の中国への追加関税 発動期限が15日に迫る中、米連邦公開市場委員会(FOMC)、英国 総選挙などのイベントを控え様子見ムードとなっている。ただ、為替は 円安基調で推移し、追加関税の発動見送りの可能性が高まっていること なども支えに、株価はプラス圏での推移となっている。
<08:34> 寄り前の板状況、キヤノンは買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、キヤノン<7751.T>が買い 優勢、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>、パナ ソニック<6752.T>が売り買い交錯となっている。
指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック <6954.T>は売り買い交錯。
メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグル ープ<8411.T>も売り買い交錯となっている。