(ニューヨーク証券取引所)

① ""NY市場サマリー(24日)""
最新経済ニュース 2018年10月25日 / 06:42 / 9分前更新
[24日 ロイター] -
<為替> ドルが上昇。株価下落のほか、この日発表された指標でユーロ圏全域で経
済成長の失速が示されたことが背景。
安全資産への逃避が強まり、主要6通貨に対するドル指数は0.54%高の9
6.438を付けた。円も買われ、112.23円に上昇した。円は今月4日から2%上
昇している。
ユーロは対ドルで一時0.8%安となり、テクニカル上の節目である1.14
ドルを下抜けた。終盤は1.139ドルで、1日の下落率としては9月27日以来の大き
さになる見通し。
BNPパリバの北米為替戦略主任ダニエル・カツィーブ氏は、欧州の指標が予想を下
回り、「第2、第3・四半期に一部で見られた弱さが考えられているような一時的なもの
ではない可能性がある」と指摘した。
英ポンドは、EU離脱戦略を巡るメイ首相と議会側との会談を控え、序盤に6
週間ぶり安値の1.287ドルを付けた。メイ氏は保守党から支持を取り付けたが、終盤
は0.77%安の1.288ドルで推移した。
カナダドルは、中銀が予想通りに利上げを決定する中、一時0.91%下落。終盤の
取引では約0.3%安の1.302カナダドル
NY外為市場:
<債券> 指標10年債利回りが連日で3週間ぶり低水準を更新。株安に加え、米中
間選挙を来月に控え政治的不透明性が高まっていることが背景にある。
5年、7年債利回りもそろって3週間ぶり水準に低下。2年債利回りは約2週間ぶり
低水準をつけた。
BMOキャピタルの金利ストラテジスト、ジョン・ヒル氏は「株価下落は米経済見通
しの悪化、もしくは成長見通しを巡る不透明性の高まりを反映している可能性がある」と
述べた。
ただ、クリーブランド地区連銀のメスター総裁はこの日、米株式市場の下落が長引き
、リスクが積み上がれば、米経済に対する重しとなるとしつつも、現時点ではリセッショ
ン(景気後退)の兆しは出ていないとの認識を示した。
この日、オバマ前米大統領や2016年大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン
氏、CNNのニューヨーク支局宛ての郵便物などから爆発物とみられる不審物が相次いで
見つかったことも債券買いを誘った。
終盤の取引で、10年債利回りは3.105%に低下。一時、3週間ぶ
りの低水準となる3.102%を付けた。
30年債利回りも3.333%と、前日の3.364%から低下した。
2年債利回りは2.835%と、12日以来の低水準を付けた。その後は
2.838%近辺で推移。
米金融・債券市場:
<株式> 急落。半導体メーカーのさえない業績見通しや軟調な住宅販売データを受
け、経済や企業業績への懸念が強まった。ダウ平均株価は600ドル超値下がり。ハイテ
ク株の多いナスダック総合も300ポイント超の大幅な下げを記録した。ダウとS&P総
合500種は年初来でマイナスとなり、ナスダック総合は調整局面入りが確認された。
ナスダックは8月29日に付けた終値ベースでの高値から12.4%下落。前日比で
は4.4%安と1日の下落率としては2011年8月18日以来の大きさとなった。
ボヤ・インベストメント・マネジメントのマルチアセット戦略・ソリューション最高
投資責任者(CIO)、ポール・ゼムスキー氏は「世界的なリスクオフトレードだ」と指
摘。「金利上昇による住宅への影響や、関税による製造業の投入コスト増大など、いくつ
かの逆風があり、企業業績はさほど好調とは言えない。しかし、経済全般が悪化している
わけではない」と語った。
S&Pは6営業日続落した。
半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)とSTマイクロエレクト
ロニクスは需要の鈍化を指摘。TIは8.5%急落し、フィラデルフィ
ア半導体株指数を押し下げた。同指数は6.6%安と2014年10月以来の大幅
な下げとなった。
米国株式市場:
<金先物> 対ユーロでのドル高先行に伴う割高感に圧迫され、反落。12月物の清
算値は前日比5.70ドル(0.46%)安の1オンス=1231.10ドル。外国為替
市場では未明から対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高
感が生じたことから、金塊が売られた。
ただ、イタリア財政不安や主要企業の業績不安などを背景に欧米の主要株価が再び下
落。投資家のリスク回避姿勢が強まったため、安全資産とされる金塊には買い支えも入り
、相場の下値は限定的だった。
また、この日は売り買いのきっかけとなる材料が不足気味だったことから、週末の米
実質GDP(国内総生産)速報値の発表を控えて、幾分様子見ムードも広がったもようだ
。
NY貴金属:
<米原油先物> 米石油製品の在庫減少を好感した買いや値頃感に伴う買い戻しなど
が入り、反発。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前日比0.39ドル
(0.59%)高の1バレル=66.82ドル。1月物の清算値は0.34ドル高の66
.96ドル。米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した19日までの1週間の米原
油在庫は前週比630万バレル増と、増加幅は市場予想(ロイター通信拡大版調査)の3
70万バレルを大きく上回った。これで5週連続の積み増し。一方、ガソリン在庫は48
0万バレル減、ディスティレート(留出油)在庫は230万バレル減と、いずれも190
万バレル減の市場予想を上回る大幅な取り崩しとなった。統計発表当初は強弱まちまちの
内容に売り買いが交錯したものの、石油製品の在庫急減を受けた見直し買いが活発化。前
日に約2カ月ぶりの安値を付けていた反動で買い戻しも入りやすく、相場は昼すぎには一
時67.7 2ドルまで上昇した。
ただ、買い一巡後は上げ幅を一部縮小。この日は外国為替市場でドル高・ユーロ安が
先行し、ドル建てで取引される原油などの商品に割高感が生じていたほか、世界的なエネ
ルギー需要の鈍化懸念もくすぶっていたため、上値は抑えられた。
NYMEXエネルギー:
ドル/円 NY終値 112.25/112.27
始値 112.62
高値 112.74
安値 112.10
ユーロ/ドル NY終値 1.1391/1.1393
始値 1.1413
高値 1.1414
安値 1.1380
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 93*22.00 3.3357%
前営業日終値 93*06.00 3.3640%
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*00.50 3.1110%
前営業日終値 97*18.00 3.1660%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*21.25 2.9484%
前営業日終値 99*12.50 3.0090%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.00 2.8426%
前営業日終値 99*31.00 2.8920%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 、 24583.42 、 -608.01、 ー2.41
前営業日終値 、 25191.43
★ ナスダック総合 、 7108.40、 -329.14 、 -4.43
前営業日終値 、 7437.54
★ S&P総合500種、 2656.10、 -84.59 、 -3.09
前営業日終値 2740.69
米国株式市場:
※ 予想より早くなりましたが、暴落の序曲が 鳴り始めたようです。繰り返しになりますがトランプ大統領のアメリカファーストの一国繁栄主義の幻想が、いかにFAKEで世界にの経済だけでなく社会に深い亀裂と断裂、対立をもたらしたか、これでハッキリしました。
11月6日の中間選挙から大変動が始まると考えていましたが、それが早まりました。
この大変動に伴う相場に的確に対応して、いわゆる"ピンチはチャンス" という諺を活かして大きな投資の成果を得るよう考え、行動していくつもりです。
COMEX金 12月限 1231.1 ‐5.7
前営業日終値 1236.8
COMEX銀 12月限 1467.6 ‐11.7
前営業日終値 1479.3
北海ブレント 12月限 76.17 ‐0.27
前営業日終値 76.44
米WTI先物 12月限 66.82 +0.39
前営業日終値 66.43
CRB商品指数 194.4667 ‐0.5027
前営業日終値 194.9694