(ヌールモスク近くには献花する人々が次々と集まった=16日、クライストチャーチ、守真弓撮影;画像引用元、朝日新聞digital)
① ""NZ銃乱射事件 男の単独犯とみて捜査 死者は50人に""
2019年3月17日 4時51分銃乱射
ニュージーランドでイスラム教の礼拝所が襲撃された銃乱射事件で、警察は現段階では殺人の疑いで訴追された男による単独の犯行とみられると発表しました。さらに警察は、事件の死者が1人増えて50人となったことを明らかにしました。
(現場の封鎖)
これはニュージーランドの警察が17日朝、記者会見を開いて明らかにしたものです。
この中で、15日、ニュージーランド南部のクライストチャーチにあるモスクで起きた銃の乱射事件について、現段階では殺人の疑いで訴追されたオーストラリア出身のブレントン・タラント容疑者(28)による単独の犯行とみられると発表しました。
警察はほかに男女2人を拘束していましたが、その後、事件への関与はなかったことが明らかになったとしています。ただ、共犯者がいないか捜査は続けているとし、事件が単独の犯行だったかどうかは「数日以内に結論を出したい」と述べました。
警察によりますとタラント容疑者は事件当時、殺傷能力の高い半自動小銃など5丁の銃を所持し、中心部のモスクで乱射したあと、東に5キロほど離れた別のモスクを襲ったということです。
タラント容疑者はこれまで当局の監視対象にはなっていなかったということで、警察は出身地のオーストラリアの捜査機関などとも連携し、事件の詳しい経緯や動機について詳しく調べています。
さらに、警察は会見で、死者がけ17日朝までに1人増え、合わせて50人となったことも明らかにしました。
このほかに30人余りが病院で手当てを受けていて、このうち2人は依然、重い症状が続いているということです。