(日経平均チャート)
5分足 19/03/04 15:15
21,822.04 、▲219.35
① ""日経平均は219円高と大幅続伸、3カ月ぶり高値水準、米中協議の進展期待で買い優勢=4日後場 ""
2019/03/04 15:30
4日後場の日経平均株価は前週末比219円35銭高の2万1822円04銭と大幅続伸。18年12月5日(終値2万1919円33銭)以来3カ月ぶりの高値水準となる。朝方は、買い優勢で始まった。米中貿易協議の進展期待が高まり、前週末1日の米国株式が上昇。円安・ドル高基調も支えとなり、広範囲に物色された。昼休みの時間帯に中国・上海総合指数が一段高したことも追い風となり、後場の早い時間帯に2万1860円39銭(前週末比257円70銭高)まで上昇した。その後は一服商状ながら、大引けにかけて高値圏で推移した。
🌹 東証1部の出来高は11億2781万株、売買代金は2兆1536億円。騰落銘柄数は値上がり1481銘柄、値下がり579銘柄、変わらず72銘柄。
市場からは「指数は強いが、あす以降の動きが注目される。日経平均は昨年来の高値から安値にかけての下げ幅の半値戻し(2万1698円)を達成し、2万2000円や200日線(2万2048円)が意識される。一方、戻り売りが出やすく週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控え、売り仕掛けが出るかもしれない」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、昭シェル<5002.T>、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が上昇。HOYA<7741.T>、シチズン時計<7762.T>などの精密株や、コマツ<6301.T>、日立建機<6305.T>などの機械株も高い。ファナック<6954.T>、東エレク<8035.T>、スクリン<7735.T>などの電機株や、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も買われた。
半面、関西電<9503.T>、東北電<9506.T>などの電気ガス株が軟調。トヨタ<7203.T>、スズキ<7269.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も売られ、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株もさえない。
個別では、双信電機<6938.T>がストップ高となり、チタン工<4098.T>、ネクシィーズ<4346.T>、シンシア<7782.T>、内田洋<8057.T>などの上げも目立った。半面、クスリアオキ<3549.T>、クオールHD<3034.T>、スルガ銀<8358.T>、HIS<9603.T>、ラサ工<4022.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、26業種が上昇した。
[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2019-03-04 15:20)