① 14日に「トランプ大統領は、銭ゲバの生まれ変わりだった!」の続きの話です。
銭ゲバはのし上がるために殺人も厭(いと)わない人間ですが、トランプ大統領は
直接的な殺人はしていませんが、死傷者が出る事を確実に予見できたのに「アメリカ
大使館」をエルサレムに移転しました。当然、パレスチナ人の猛反発とデモが多発し
多くの死傷者が出ました。
日本のマスコミも中東、アフリカ関連になるとほとんど報道に力を入れていません。
本当はデーターを取って紙面の何%がアメリカで、中国、韓国・北朝鮮、EU、中東、
アフリカと地域別に分析すれば良いのですが、残念ながら今の自分には困難です。
話を本題に戻しますと、トランプ大統領の人格、知性、性向と考え合わせると…"アメリカ・ファースト"というスローガンは、アメリカ以外の国々にとっては、最悪の意味を
持っています。
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つまり、何も"アメリカ・ファースト"を達成するためには、アメリカが努力、奮励するという正々堂々とした方法を取ることなく、軍事力の組み換えと貿易戦争を同盟国も含めて実行すれば弱体化し、相対的にアメリカの地位は上昇し、何の苦労もなく混乱と対立の世界ですが"アメリカ・ファースト"を達成できます。これが既に進行中なのは、12日以降の動向を虚心に見ていれば火を見るより明らかです。
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このような人間を友達呼ばわりするのは恥です。そして、トランプ政権は長期政権化すると確信しているのでしょうか?民主党、中間選挙の結果はどうなるか、ミネルバのフクロウを気取るつもりは更々ありませんし、アニメ・漫画、パチンコ、音楽・映画好きのパンピーな自分でさえ考えるのに…盲信のリスクは安くは済みません。
そして、少子高齢化というそれこそ"国家存亡の危機"や"成長戦略のための法案"では
なく、やろうとしているのは自民党公明派と一緒にあぶく銭と利権のカジノ法案を
強行採決することです。"ごまめの歯ぎしり"は、当分続きそうです。
② ミネルバのフクロウ"
用語に関するノート 2"から引用
ローマ神話における知恵や英知、洞察力の女神ミネルヴァは、ギリシア神話ではアテナエに相当する。
ミネルヴァの肩には知性や英知の象徴としてフクロウが止まっている。
フクロウは夜行性で、通常人が活動する昼間は眼を閉じて眠っている。夜闇が近づく夕暮れになると、フクロウは眼を開けて羽ばたき始める。そして、夜の闇に飛び立っていく。
それは、知性とか知恵、英知、洞察力や思考力を意味するものだという。つまり最盛期を過ぎて衰えが目立つようなときになって、人はようやく知恵や洞察力を獲得するものだということらしい。
ドイツの哲学者、ヘーゲルは「ミネルヴァのフクロウは夕暮れに羽ばたく」と述べている。
この言葉は、歴史主義的で総体主義的な認識論の方法論を示すものだという。
認識の対象となる存在を総体的=体系的に認識できるようになるのは、その存在が十分に成長・発展して、むしろ衰滅へと向かい始める(晩期の)局面だというのだ。
そのとき、存在自体の内的な体系性が外部から観察・分析できるほどに成熟しているというのだ。
それと並行して、認識する人間の側も知的に成長し成熟し、肉体的には下り坂に向かう頃だという皮肉も込められているようにも思える。