(インコが狙うのは…アヘンの原料ケシだった!(Wikimedi Commons) )
① ""インドのインコがアヘン中毒!24時間バッドトリップの謎(動画)""
2019年03月17日 06時00分
先週は、人気タレントの薬物使用のニュースが列島を駆けめぐったが、インドからは、野生のオウムがケシ畑でアヘン中毒に浸っているというショッキングな知らせが届いた!
アヘン中毒のインコに手を焼いているのは、インド中部マディヤ・プラデーシュ州ニーマチ村の郊外に広がるケシ畑だ。先月末以来、近隣の森をねぐらにする野生のインコが、大群で押し寄せてケシを食べ尽くしていくため、収穫に被害が出ているという。
地元メディアによると、鳥のお目当てはアヘンの原料になる果汁が詰まったケシの実のさや。鋭いくちばしと爪を使って器用に切り落としたものをそのまま持ち去る泥棒インコもいるが、たいていの鳥は、乱暴にもぎ取っていくため、畑は荒れ放題だ。
1本のケシの花からは、20〜25グラムのアヘンの原料が収穫されるが、インコたちは1日に30回も40回もやってきては、トリップ三昧。なかには、いちいち地面に下りる寸暇を惜しんで、目標のさやをつかむやいなや、さっと飛び去る技術を会得した名人級もいるという。
(ケシの実)
農場主はインコからケシの実を守るために、昼夜を問わず、爆竹を鳴らしたり、拡声器で大音量を流したりしているが、これまでのところ失敗続きだという。
もちろん、日本を含め、世界中の多くの国でアヘンの栽培や販売が禁止されているが、インドでは医薬品のモルヒネの原料として、生産が認められており、ニーマチ村のケシ畑もそのひとつ。インドではマディヤ・プラデーシュ州から北部のラージャスターン州にかけて伸びるベルト地帯に、同国内のアヘン畑の8割以上が集中しており、それらはいずれも国際麻薬統制委員会(INCB)の管理下におかれた合法的な農場だという。
しかし近年は、ほかの村でも鳥による被害があいついでいて、アヘンでバッドトリップに陥った鳥が木の枝に衝突して地面に落下し、症状がおさまったあとに立ち上がって飛び去る姿もよく目撃されているという。農民の悪夢は続く…。
🐦 しかし、ジャンキーオウムの野鳥観察などゾ~ッとしますね。
なお、タイトルはインコとなって、本文は一部オウムになっています。
添付画像は、多分、オウムの一種だと思います。