(© 時事通信社 黒部ルートにある仙人谷ダム。欅平駅から黒部ダムに向かう途中、「高熱隧道(ずいどう)」通過後すぐに眺めることができる=2017年6月撮影)
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(© 時事通信社 「黒部ルート」を通る資材運搬用のケーブルカー=2017年6月撮影 )
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① ""黒部ルート」を一般開放=24年度めど、観光客増に期待-関電と富山県""
時事通信社 2018/10/17 19:22
関西電力と富山県は17日、黒部峡谷鉄道の終点、欅平駅(富山県黒部市)と黒部ダム(立山町)を結ぶ関電の工事用資材の輸送路「黒部ルート」(約18キロ)を一般開放することで合意したと発表した。2024年度をめどに開放する。富山県は「一般開放は長年の夢で、立山黒部地域のブランド化を進めたい」(石井隆一知事)と期待を高めている。
黒部ルートは、黒部川の電源開発を目的に関電が難工事の末、1963年に完成させた。ルートの間には、作家吉村昭の作品でも知られる「高熱隧道(ずいどう)」や、世紀の大工事とも呼ばれる黒部川第四発電所があり、トロッコ電車やケーブルカー、バスを乗り継いでいく。
現在は、公募客に限り年2000人程度の観光客を受け入れているが、県が一般開放を求めていた。北アルプスを貫く山岳観光路「立山黒部アルペンルート」は、訪日外国人客の人気も高く17年度は約93万人が利用した。