🌀🌊⇨⇨ 去年の台風19号の際、東京と神奈川を流れる「多摩川」沿いの自治体では、避難所が満員になるケースが相次ぎました。NHKが携帯電話の位置情報を使って多摩川沿いの人の動きを分析したところ、台風接近時には、人口がおよそ4万人減少していて、多くの人が川から離れた場所に避難した可能性があることがわかりました。
¤¤¤⇨ NHKは、NTTドコモが携帯電話の基地局から集めた位置情報を使って、台風19号が接近した際の多摩川からおよそ1キロの範囲内の人の動きを分析しました。
⇨⇨ 台風が上陸・通過した10月12日と13日の人口を翌週の10月19日と20日の人口と比較して、少なくなった場所は青色で、多くなった場所をオレンジ色で地図上に示しました。
○○⇨⇨ その結果、台風上陸前の12日の朝から人が多くなっているオレンジ色が広がり、午後2時のピーク時には、推計でおよそ6万9000人・率にして8.1%多くなっていました。
⇨⇨ 首都圏での計画運休の影響で、外出せずに自宅などで過ごした人が多かったためとみられます。
⇨⇨ 首都圏での計画運休の影響で、外出せずに自宅などで過ごした人が多かったためとみられます。
⇨⇨ 一方で夕方以降は、人が少なくなっている青色の場所が増え、12日午後11時の時点で、推計でおよそ4万人・率にして4.4%少なくなりました。
🏢🏢🌀🌊 都市防災が専門の東京大学の廣井悠准教授は、人が減少し始めた12日の夕方には、多摩川沿いの地域に相次いで避難勧告などが出されていたことや、帰宅して自宅で過ごすことが多い夜から明け方にかけても、人の少ない状態が続いていることから、多くの人が避難所や親戚の家などに避難したことを示していると分析しています。
¤¤¤☞☞ 当時、「多摩川」沿いの自治体では、避難所が満員になるケースが相次いでいて、廣井准教授はこうしたデータをリアルタイムで利用できれば、避難状況のモニタリングに使える可能性があるとしています。
🏢🏢🌀🌊 都市防災が専門の東京大学の廣井悠准教授は、人が減少し始めた12日の夕方には、多摩川沿いの地域に相次いで避難勧告などが出されていたことや、帰宅して自宅で過ごすことが多い夜から明け方にかけても、人の少ない状態が続いていることから、多くの人が避難所や親戚の家などに避難したことを示していると分析しています。
¤¤¤☞☞ 当時、「多摩川」沿いの自治体では、避難所が満員になるケースが相次いでいて、廣井准教授はこうしたデータをリアルタイムで利用できれば、避難状況のモニタリングに使える可能性があるとしています。
□□☞☞ 廣井准教授は「将来的に、人がどのくらい高い場所にいるのか、標高のデータも加えることができれば、現状を把握して状況に応じた情報提供が可能になり、被害を減らす効果が期待できる」と指摘しています。
※※ これらの情報を行政機関や住民側が、今後どう活かしていくのかが課題です。