(津波一斉避難訓練1)
(津波一斉避難訓練2)
(津波一斉避難訓練3)
① ""東日本大震災 市内で一斉に津波避難訓練 岩手 陸前高田""
2018年11月11日 12時07分
東日本大震災の発生から11日で7年8か月です。津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市では、市内で一斉に津波から避難する訓練が行われました。
震災で1800人余りが犠牲になった陸前高田市では3年前から毎年1回、市内で一斉に、津波から避難する訓練を行っています。11日行われたことしの訓練は、三陸沖でマグニチュード9.0の地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で始まりました。
このうち、市の中心部にある商業施設では、午前10時半すぎに大津波警報が発表されたことが館内放送で知らされると、従業員たちが「避難訓練です。こちらから避難してください」などと声をかけ、買い物客に速やかな避難を呼びかけました。
そして、避難経路を確認しながら、およそ300メートル離れた高台にある避難場所に足早に避難していました。
訓練のあと参加者たちはそれぞれの場所で、犠牲者に黙とうをささげていました。
陸前高田市では今、土地のかさ上げ工事や住宅の再建などが進められていて、復興後の新しいまちづくりに向けて、防災力の強化が課題となっています。
震災の津波で経営していた商店が全壊した男性は、「津波の教訓を伝えていくためにも、訓練を重ねていきたい」と話していました。