□□■⇨ 大阪市を廃止して4つの特別区に再編するいわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、「反対」が多数となりました。これにより、いまの大阪市が今後も存続することになりました。結果を受けて日本維新の会と大阪維新の会の代表を務める大阪市の松井市長は、市長の任期は全うした上で、政界を引退する意向を表明しました。
◇◇ 大阪都構想の賛否を問う住民投票は、「反対」が多数となりました。
□■⇨ 今回の住民投票では、大阪市の有権者、220万人あまりを対象に、5年後、令和7年の1月1日に政令指定都市の大阪市を廃止して4つの特別区に再編することの賛否が問われました。
◇◇ 先月12日の告示以降、賛成派の大阪維新の会と公明党は、「大阪市を廃止して、府と市の二重行政を解消し、大阪全体の成長につなげるべきだ」と訴えました。
◆◆ 一方、反対派の自民党や共産党などは、「大阪市をなくせば、大阪の都市力や、住民サービスの低下につながる」と主張し、激しい論戦が繰り広げられました。
☆★★⇨ その結果、「都構想」への賛同は、大阪維新の会の支持層以外には大きく広がらず、「反対」が多数となりました。
⇨⇨ これにより、「大阪都構想」は実現には至らず、いまの大阪市が今後も存続することになりました。
●●⇨ 結果を受けて日本維新の会と大阪維新の会の代表を務める大阪市の松井市長は、記者会見し、「大阪維新の会の先頭で旗を振ってきた。僕自身、政治家としてけじめはつけなければならない」と述べ、令和5年4月までの任期を全うした上で、次の市長選挙には立候補せず、政界を引退する意向を表明しました。