大きな自然災害時には、誤った情報や未確認情報、さらに悪質なのはインターネットで
故意に面白がって偽情報やデマを流す最低の人間も残念ながら見られます。
そんな時は、次の二つの組織の情報を活用して下さい。間違いありません。
① 気象庁(日本)
例えば今回のハワイ島の火山爆発と地震について言えば、次の手順で
情報を得られます。
気象庁➡防災情報➡地震情報➡遠地地震に関する情報
『平成30年 5月 5日08時35分 気象庁発表
5日07時32分ころ、海外で規模の大きな地震がありました。
震源地は、北東太平洋(北緯19.4度、西経155.0度)で、地震の規模(マグニチュード)は6.9と推定されます。
震源の近傍で津波発生の可能性があります。
この地震による日本への津波の影響はありません。
震源は米国地質調査所国立地震情報センター(USGS,NEIC)による。
詳しい震源の位置はハワイ諸島です。』
② 太平洋津波警報センター
世界的な津波予測を監督し、太平洋地域における津波警報の発表を行っている。ハワイとアラスカで165人の犠牲者が出た1946年のアリューシャン地震を受けて、1949年に設立された。
太平洋津波警報センターでは、地震のデータをまず一番に使うが、起こりうる脅威を予測する場合には海洋学のデータも考慮に入れる。津波が生じたかどうかはっきりさせるために、地震が起きた地域の潮位計をチェックする。
そして津波の今後を予測し、必要ならば太平洋地域の危険なエリアに警報を発令する。発せられた警報が誤っていることはなく、PTWC が特定の地域に津波警報を出した時には、津波はすでに進行中であり、やがて到達する。津波が大洋を移動するまでには長い時間がかかるため、予測が間違いないかどうかを確かめる余裕は充分あるためである。
(今回のケース)
津波情報 地震情報
メッセージ時間: 05 May 2018 07:53 pm HST
メッセージ数: 1
メッセージテキスト: クリックして読む
メッセージタイプ: 地方津波情報声明
警告: なし
時計: なし
ETA / Obs: なし
予備(PTWC)
起源時: 2018年5月5日7:51 pm HST
マグニチュード: 4.1Ml
(PTWCによってレビューされた)
緯度: 19.4°N
経度: 155.2°W
深さ:
ロケーション: キラウエア火山のサミット地域
詳細情報: USGS NEICカタログを検索する
兎に角、場合によっては命に関わります。正確な情報を入手する
ことが大事です。是非、万が一の場合は、二つの組織の情報を役立てて下さい。