南海トラフの津波確率 詳細データをWEBで公開
<time datetime="2020-02-23T07:11">2020年2月23日 7時11分</time>
<nav class="module--footer button-more none-screen">
</section>
</nav>
「津波ハザードステーション」は、防災科学技術研究所が新たに設けたもので、先月、政府の地震調査委員会が公表した、南海トラフ沿いの地域が今後30年以内に津波に襲われる確率が地図に示されています。
津波の高さは10メートル以上、5メートル以上、3メートル以上に分けられ、これらの津波が来る確率が高い順に紫、赤、黄色で示されています。
住宅が流失・全壊し始めるとされる3メートル以上の津波に襲われる確率は四国、近畿、東海を中心に広い範囲で非常に高い「26%以上」となっていて、拡大すると50メートル四方ごとの詳しい確率を見ることができます。
これらの確率には、発生頻度が分かっていないマグニチュード9.1の最大クラスの巨大地震による津波は含まれておらず、より発生頻度が高いとされる津波が対象となっています。
防災科学技術研究所は、「最大クラスの津波への備えも重要だが、発生確率の高い津波のリスクを知って、どれだけ備えが進んでいるのか改めて検証する材料にしてほしい」としています。