(23日正午現在の台風2号(気象衛星ひまわり/NICT))
① ""台風2号「眼ができた!」最も少ない2月に…日本の南で発達中""
2019年02月23日 12時10分
23日午前9時現在、台風2号は日本の南のマリアナ諸島近海で中心気圧955ヘクトパスカルの強い台風に発達した。気象衛星ひまわりがとらえた画像でも、中心で渦巻く眼がはっきりと見える。
気象庁によると、台風の中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径130キロ範囲では暴風が、その外側の半径440キロ範囲では強風が吹いている。
② 2月は台風発生が最も少ない月なのに
(月別の台風発生・接近・上陸数の平年値(気象庁) )
台風はマリアナ諸島近海を北北西に向かって時速10キロで進んでいるが、あす(24日)には、勢力を維持しながら、進行速度を落とし、週明けには進路を北に変える見通しだ。
(台風の進路予測(気象庁))
現在、台風が存在する海域の海面水温は30℃近くあり、発達するためのエネルギーが常時供給されている状態だ。北緯20度を超えて、日本列島近海になると水温が低くなるため、接近の可能性は低い。
しかし、そもそも2月は1年間で最も台風の発生数が少ない月であることから、ここまで強い台風に発達すること自体、非常に珍しい。