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【ロイター】 10月25日03:06分、""欧州市場サマリー(24日)""

2018-10-25 07:57:48 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…

(欧州連合理事会本部 -ブリュッセル-)




① ""欧州市場サマリー(24日)""

2018年10月25日 / 03:06 / 5時間前更新

[24日 ロイター] -

<ロンドン株式市場> 小幅反発して取引を終えた。ポンド安に伴い、国際的に事業を展開しドルで収益を上げる銘柄が買われた。

FTSE100種は、前日に付けた7カ月ぶりの安値からは持ち直したものの、日中からは上昇幅を圧縮して取引を終えた。

シティ・オブ・ロンドン・マーケッツのトレーダー、マーカス・フーバー氏は「問題は全体的な市場心理が非常に悪いことだ。過去数日間は、テクニカル分析をもとに売りの合図が出たことでさらに悪化した」と指摘する。

メイ英首相による欧州連合(EU)との交渉戦略についての議会演説を前にポンドが下落した。国際的な銘柄である酒造大手のディアジオ(DGE.L)と日用品のレキット・ベンキーザー(RB.L)は0.7%と2.2%それぞれ上昇した。

英銀大手バークレイズ(BARC.L)は3.0%高だった。業績見通しがおおむね良好だったことが買い材料となった。

一方、中型株では英銀のメトロバンク(MTRO.L)が12.3%急落した。住宅ローン市場における厳しい競争が不安視された。


<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。銀行やテクノロジー銘柄が売られ、全体水準を押し下げた。

STOXX欧州600種銀行株指数.SX7Pは1.35%低下した。今年最も軟調な部門だ。中でもドイツ銀行(DBKGn.DE)が4.8%下落し、落ち込みが著しかった。第3・四半期利益が大幅に減少したことが嫌気された。

テクノロジー株指数.SX8Pは1.85%低下した。個別銘柄では、欧州の半導体大手STマイクロエレクトロニクス(STM.MI)が10.2%下落。第3・四半期決算が市場予想に届かなかったことが売り材料だった。米アップル(AAPL.O)の供給業者である半導体メーカーAMS(AMS.S)は前日の26%安に続き、この日は12.2%下落した。第4・四半期の業績見通しが売り材料となっている。

一方、決算が買い材料となったフランスの高級ブランドグループ、ケリング(PRTP.PA)は4.8%上昇した。傘下のイタリアブランド、グッチの売り上げの伸びが予想ほど減速しなかったことで買い安心感が広がった。

フィンランドの製薬会社、オリオン(ORNBV.HE)は9.7%上昇した。ドイツのバイエル社とともに開発中の前立腺がんの薬が、他部位へのがん転移を遅らせるとの臨床試験結果が好感された。


<ユーロ圏債券> 国債利回りが低下した。貿易摩擦やイタリアを巡る懸念が影を落とす中、IHSマークイットがこの日発表した10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、第4・四半期に入って域内の景況が予想以上に失速していることを示した。

総合PMIは9月の54.1から25カ月ぶり低水準の52.7に低下し、ロイターがまとめた予想中央値の53.9を大幅に下回った。予想の下限は53.2だった。

INGのユーロ圏首席エコノミスト、ペーター・バンデン・フート氏は顧客リポートで、「PMIはユーロ圏経済がどこに向かっているか垣間見る材料になった。展望は芳しくない」と述べた。

また、この日発表されたフランスとドイツのPMIも予想を下回った。

ドイツ10年債利回りDE10YT=RRは3ベーシスポイント(bp)低下し、0.39%。他の高格付け債券の利回りも低下し、フランス10年債利回りFR10YT=RRは5週間ぶり低水準の0.76%、スペイン10年債利回りは4bp下げ、2週間ぶり水準の1.62%となった。

25日には欧州中央銀行(ECB)が理事会を開催する。イタリア予算や株安を巡る懸念が金融政策にどう影響するかについて、ドラギ総裁が示唆する可能性がある。

一方、イタリア国債利回りは上昇し、終盤の取引で7bp上げる場面もあった。

イタリア5年債利回りIT5YT=RRは7bp上昇の2.97%。10年債利回りIT10YT=RRは4bp上昇の3.62%。

あるアナリストは、イタリア国債の売りは同国の株式市場が主導していると指摘。主要株価FTSE・MIB指数.FTMIBはこの日、1.69%安で引けた。

このほか、国が戦略的に重要と考える企業や資産の売却を政府が拒否するルールに関するディマイオ副首相の発言もマイナス材料だったとの声も聞かれた。


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