(日経平均先物)
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
現在値 | 20,660.00↑ (19/08/31 05:30) |
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前日比 | -30.00 (-0.14%) |
高値 | 20,790.00 (17:53) | 始値 | 20,720.00 (16:30) |
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安値 | 20,620.00 (00:21) | 前日終値 | 20,690.00 (19/08/30) |
① ""UPDATE 1-〔来週の焦点〕米中貿易協議に関心集中、ECBから発言あれば注目も""
2019/08/30 17:42
(円債の見通しを追加しました)
〔東京 30日 ロイター〕 -
🐯🐉 来週の東京市場は、米中貿易協議の行方に市場の関心が集中しそうだ。
今週後半は同協議の進展期待で株が買い戻されたが、9月1日に発動予定の米国による対中関税第4弾が、市場の期待に沿って延期されるかどうかも大きなポイントになりそうだ。👀👂
また、欧州中央銀行(ECB)関係者の追加緩和に関連した発言も注目度が高まるとみられる。
🌼 <マクロ関係>
●フィンテックがテーマの「フィンサム2019」(金融庁と日本経済新聞社共催)」で5日、麻生太郎財務相と遠藤俊英金融庁長官がそれぞれあいさつする。
日銀関連では黒田東彦総裁が4日、フィンサム2019であいさつするほか、片岡剛士審議委員も同日、函館市金融経済懇談会であいさつし、記者会見する。
29日に熊本市内であいさつした鈴木人司委員は、緩和長期化による金融機関への副作用に強い懸念を示したが、片岡委員は今年2月の記者会見で副作用は出ていないとの認識を示している。9月の金融政策決定会合で追加緩和観測が浮上しているだけに、副作用をめぐる発言には注意が必要だ。
🌼 <マーケット関係>
●株式市場 強もちあい、基調転換を意識も上値は限定的
強もちあいが想定されている。
🐓 米中貿易摩擦に対する懸念が後退しているほか、ドル/円相場が落ち着ていることから、日本株の底入れ感が台頭しつつあるという。ただ、依然としてトランプ米大統領の唐突な発言に対する警戒感が残っている。
加えて、これまで戻りがショートカバー中心で、腰の据わった実需買いが入っておらず、現在の市場エネルギーでは時価水準より上値でかさむ戻り売りが消化できないとみる関係者が多い。
そのため、商いが膨らまない限り上値は限定的になりそうだ。
●外為市場 米中通商交渉が鍵、ユーロ安進めばドルに反発余地
米中通商協議の行方と両国の動きが、相場の鍵を握るとみられる。週末にかけて米国は雇用統計、中国は貿易収支など重要指標がめじろ押しだが、市場は経済指標より米中対立に関心を寄せている。
金融政策では、グローバルな緩和レースで一足先を行く欧州中央銀行(ECB)の要人発言でユーロ安が一段と進む可能性があり、受動的なドル高の余地がある。
●円債市場 長期金利-0.3%試す展開か、好需給環境が継続
しっかりの展開が予想されている。世界的な景気減速懸念や各国中央銀行による金融緩和への期待が、引き続き円債の下支え要因となる。需給面では、高値圏で迎える10年債と30年債の入札に対し、一定の警戒感が浮上しており、入札前後に調整圧力がかかりやすいと予想される。10年最長期国債利回り(長期金利)は、節目のマイナス0.3%を試す可能性もありそうだ。
●新規上場なし
🌼 <主な経済指標>
📅 6日(金) 8時30分
7月全世帯消費支出(総務省) 7月の全世帯消費支出(2人以上の世帯)は予測中央値で前年比実質1.1%増が見込まれている。予想通りなら8カ月連続増となるが、前月の2.7%増からは伸びが鈍化する。
7月の消費は梅雨の長期化や低温といった天候要因により、夏物衣料など季節商材を中心に落ち込む見込み。また、週末に悪天候が続いたため、行楽などサービス消費も弱くなる見通し。