こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

絵本ひろばで“ひろば読み”体験

2013-10-27 23:08:28 | 旅行・楽しいこと
昨日、ソウルから一緒に帰ってきた○ちゃんと、その母親(次女)を駅まで送りました。

その前に、絵本の会「ぽっかぽか」の主催する絵本ひろばへ。
勤労青少年ホーム1階の大きな部屋に、ずらりと並んだ絵本。
「絵本のひろば」は、図書館の書棚のように、本の背表紙が並んで署名だけで本を探すのではなく、表紙が見えるように「面展台」という台にズラリと並んでいます。

その様子を写真でアップできないのは残念です。(人物が入った写真は了解をいただかないと・・・)想像してください。

絵本が読み手を待っています。呼んでいます。
たくさんの絵本の中から自分の好きな本、読んでみたい本を自由に手にとります。

1歳の○ちゃんも、自分で本を持って母親のひざにのります。



お昼の休憩をはさんで、午後は加藤啓子さんの講演。
「絵本あれこれ研究家」という不思議な肩書きで、「絵本ひろば」の普及に取り組んでおられる加藤さんのお話の1時間半は、本当に素敵な時間でした。
「絵本ひろば」に並んだ本を手にとって、次々と読みながらのお話。絵本の向こうに広がる深くて広い世界に、いつのまにか引き込まれます。

お話の途中、「3人1組で、それぞれ好きな本を読みあってください」の声で、たまたま隣り合って座っていた3人で順番に読みました。
3人グループが17組できたそうです。あちこちで、笑い声が起きています。
いろんな声が響く中、他のグループの声も気にならず「1冊の本」に集中できることを発見しました。


私たちが読んだ1冊は「もこもこもこ」(谷川俊太郎;作、 元永定正;絵 文化出版社)



私は谷川俊太郎さんのこの本を知っていましたし、子どもたちが小さい頃一緒に読んだこともあります。
でも、「読んでもらう」という体験は初めて。それは新鮮な感動でした。

出会ったばかりの3人で1冊の本を読むことで生まれるひとつの世界。
「これが“ひろば読み”って言うんだな!」と納得です。

読み手が本を選び、子どもたちは静かに座って聞く「読み聞かせ」とは違い、「ひろば読み」は、子どもたちが自分で絵本を選び読んで欲しい人のところで行きます。
「絵本のひろば」が、小学校や幼稚園、保育所、地域に広がるといいなと思います。

(追記)当日の雰囲気や加藤さんのお話など・・・絵本の会「ぽっかぽか」のブログにアップしてくれています。ぜひご覧ください。


コメント (2)
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