3月1日の一般質問の報告を少しずつ・・・と、思いながら、なかなかすすみません。
「健康づくり推進条例」の関連で高齢者の医療費負担の問題をとりあげました。
子ども医療費の助成は18歳、高校卒業までがスタンダードになる一方で、高齢者の医療費負担は増えるばかりです。
子どもが大事か?
高齢者が大事か?
そういう二者択一の問題ではないのだと思っています。
私自身が、子ども医療費の助成の拡充を何度も求めてきました。
「子どもを大切にしない社会に未来はない」とも言いました。
そして今、高齢者をこれほどまでに大切にしない社会に未来の希望があるだろうか?!と思っています。
質問にあたって、老人医療費助成制度の推移の資料を作りました。
1973年から10年間の無料の時代。
1983年に定額制が導入されたが、外来で月額400円。
1997年に外来500円(日額)月4回まで
1999年秋にに、助成の対象を住民税非課税世帯に縮小。
(この年の春の選挙では、「老人医療助成を守る」ことが大きな争点でした。)
2001年に定率1割がの導入され
2004年11月 老人医療助成制度は大枠で廃止。
2017年、一部残っていた特定疾患などの対象も他の制度に統合されて、「老人医療費助成に関する条例」は廃止となった。
年金の全てを費やしても、しかも平均よりはかなり高い年金があっても、入院生活が続けられない。
そういう相談に今日も同行しました。
ほぼ一年間、やはり高齢の、そして持病のある弟さんが、お姉さんの病院代のために自分の貯金を崩してきた。
今月、病院に支払ったらもう貯金は底をつく。
生きていれば病気にもなる。ケガもする。
病気になったときに病院にいける。
その「あたりまえ」を取り戻したい。