月末、そして年度末。
世間も、私もあわただしい一日でした。
参議院決算委員会の田村智子議員の質問の予告が、新聞にありましたが、その時間TVの前に座るのは無理だとあきらめます。
それでも夕方、用事の合間に、家によるとちょうど質問が始まったところでした。
「正規雇用を増やしていくことが大切」という政府の基本認識を引き出したあと、公務職場、特に保育所、幼稚園、学校でクラス担任を持つ保育士、教師の多くが不安定な働き方を強いられていること。現場の声をリアルに伝え、育児休暇も保障されていない、産休さえとれないで、妊娠したら職場を去るしかない現状を告発する。
私も、公立保育所、幼稚園のクラス担任の半数近くが「非正規」の職員であることを、予算、決算で取り上げてきた。「配置基準のある職場で、欠員が常態化していること」を問題としてきた。
今日の、田村質問を聞いて、保育や教育の現場で大きな役割を果たしている非正規で働く教師、保育士の側から視ることがあっただろうかと考えた。
小学校の教師であった私の母が私を産んだ時、母は出産前のぎりぎりまで教壇にたった。
7月9日に私が生まれ、担任の子どもたちは1学期の残りの期間、他のクラスに振り分けられたという。
「いつまでも休んでいるわけにいかないから」と、9月になれば母は生徒たちの待つ職場にもどったという話を何度も聞かされた。
もちろん保育所もなく、私は近所の親切なおばあさんに預けられた。
母となった女性が働き続けることができないということは、その人の人生の問題であると同時に、社会にとっても大きな損失だ。
だから母が私を産んでくれた時代から60年たって、女性が「子どもを産み、育てること」と「働き続けること」が両立できる社会を目指すことは、法の建て前では常識になった。
しかし現実は、はるかに遠い。
「あたりまえ」ではないことが、子どもたちを育てる保育や教育の場で、まかり通っている。
世間も、私もあわただしい一日でした。
参議院決算委員会の田村智子議員の質問の予告が、新聞にありましたが、その時間TVの前に座るのは無理だとあきらめます。
それでも夕方、用事の合間に、家によるとちょうど質問が始まったところでした。
「正規雇用を増やしていくことが大切」という政府の基本認識を引き出したあと、公務職場、特に保育所、幼稚園、学校でクラス担任を持つ保育士、教師の多くが不安定な働き方を強いられていること。現場の声をリアルに伝え、育児休暇も保障されていない、産休さえとれないで、妊娠したら職場を去るしかない現状を告発する。
私も、公立保育所、幼稚園のクラス担任の半数近くが「非正規」の職員であることを、予算、決算で取り上げてきた。「配置基準のある職場で、欠員が常態化していること」を問題としてきた。
今日の、田村質問を聞いて、保育や教育の現場で大きな役割を果たしている非正規で働く教師、保育士の側から視ることがあっただろうかと考えた。
小学校の教師であった私の母が私を産んだ時、母は出産前のぎりぎりまで教壇にたった。
7月9日に私が生まれ、担任の子どもたちは1学期の残りの期間、他のクラスに振り分けられたという。
「いつまでも休んでいるわけにいかないから」と、9月になれば母は生徒たちの待つ職場にもどったという話を何度も聞かされた。
もちろん保育所もなく、私は近所の親切なおばあさんに預けられた。
母となった女性が働き続けることができないということは、その人の人生の問題であると同時に、社会にとっても大きな損失だ。
だから母が私を産んでくれた時代から60年たって、女性が「子どもを産み、育てること」と「働き続けること」が両立できる社会を目指すことは、法の建て前では常識になった。
しかし現実は、はるかに遠い。
「あたりまえ」ではないことが、子どもたちを育てる保育や教育の場で、まかり通っている。