「ママ、見てよ!」
「ママ、きてごらん!」
そう、呼ばれてもな。
私、だんだん
岸から離れて不安になった。
・・・まだ、足が着くのに。
娘が「海溝がみえるから、みてごらん。」
と、言うが、ううむ。怖い。
しかし、ここで見ないと
『ヘタレ』と一生言われてしまうのではないかと
がんばって、そっちへいってみた。
のぞいてみると
すんごい!
よくテレビでみるような
トンネルのようになっており、海へ(ここも海だが)、より広い海へとつながっておった。
トンネルのこっちも海だが、
向こうも海。
トンネル付近は、両腕で輪を作ったくらいに大きな魚が泳いでいた。
とてもきれいだったけれど、
近寄ったら、
海のむこうに吸い込まれてしまいそうなので、
のぞくのもほんの一瞬。
娘に「きれいだね!」といっておいた。
たぶん、私の顔は、ひきつっていたと思うけど、シュノーケルをつけていたから
わからなかったと思う。
そのあと、
「少し休憩しよう。」といい、
岸にかえる。
はぁ。
ダンナは、およぐのがおもしろくなって
娘に「休憩だよ!」と連れて帰ってこられていた。
気持ちは泳げるのだろうが、
身体は若くは無い。
休憩といって浜にあがったら、
タオルをかけてすわりこんで
・・・いびき、かいてたよ・・・・・・
休憩しているうちに
また、潮がみちてきて、
もう、私には、あの場所までは、いかれなくなったから、
ほんと、
がんばって一瞬でものぞけてよかったばぃ。
そのあとは、
浅い場所で
旋回してみたり。
これ、けっこう楽しいのね。
旋回、はじめて♪
旋回、バージン卒業~(意味不明~)
プールだったら、ターンってやつかな。
ひとりでお魚とあそんでいました。
娘は、「のんびり泳ぐ魚がいたから、おっかけてやった。勝ったで。」
それぞれに楽しんだみたいね。
そのあとは、
宿にもどって
着替えて、
チャリ、借りて。
最南端で夕陽をおいかけたのでした。
美しい海に沈む夕陽。
・・・しかし、完全に沈んでしまうと
電燈がないので、外は(道は)まっくらになってしまうので
あと一歩のところで、
いそいで宿に帰りました。
どこにいってもチャリこいでるな、私。