「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

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MASHが選ぶ「今日の1枚」 ⑤

2009-01-22 23:37:23 | Music Life
巨星逝く・・・
ボ・ディドリー79歳で死去。

昨年、突然のニュースで驚いた。
独自のジャングル・ビートで圧倒したチェスの大御所。

そう。ボが79年間の人生に幕を下ろした。

ボと言えばマディでお馴染み「マニッシュ・ボーイ」の原曲
「アイム・ア・マン」を作り、ブルース界でも十分重鎮である。

その一方、80年代後半にはロン・ウッドとのライブ・ツアーで世界を回り、
大いに健在振りをアッピール(アルバム「Live at Ritz」)し、
ロックンロール時代のひとつのアイコンとして再確認させたっけ!

映像ではジョン・レノンの「トロント・コンサート」や

「ボ・ディドリー&オールスターズ」なんかで彼の雄姿を確かめて欲しい!


さて、私のフェイヴァリット・ボはチェス一連の「ロンドン・セッション」!

このシリーズ、大物ゲストが豊富なウルフや大御所マディ、
はたまたフェイセスを起用したC・ベリーなんかに人気が集まり、
ボの作品はあまり知られていませんが、コレがイイ!
彼の奥行きの深さを感じるアーシーなサウンドの数々・・・。


「間違いなく黒人ブルース・マン&ソウル・マンだ!」

セッションには目立った大物ゲストがいない中、
彼が主導権を握った

本物の男の、黒人の作品に仕上がった。

残念ながらチェスのこのシリーズは白人色が強い。
そんな中、このボの作品は群を抜いて素晴らしい!

この作品で彼の真っ黒な本質を味わって欲しい!


合掌・・・




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