写真の通り
「このような名前の書籍」
が実際に存在しているし、
それなりの読み応えもあるのだが、
今回は『メルセデス』を何台も所有してきた
そんな俺なりの意見をハードパンチに書きたい。
今まで俺は
・1973年 SLC 280
・1974年 W114
・1978年 SLC 450
★1997年 CLK 200
・1998年 SLK 230
・2000年 A160(メイン写真の車)
・2003年 C200
このように
合計7台の『メルセデス』を所有してきた。
どれも全て味付けが違い
「別の車」
と言ってイイほどに違っていた。
書籍にも記されて有る様に
『メルセデスベンツ』
に乗る最大の理由は
「確かな安全性」
であることは疑いの余地が無い。
事故時の負傷、生存率は
「長年世界一」
を誇るからだ。
ただ、90年代後半以降
同社の車が「安上がりな造り」となり
日本車の造りに接近して来たことは
本当に残念でならない。
また、コンピュータ化も大いに進み
「ナゾの故障」も大幅に増えたゾ・・・。
現在俺の手元に残っているメルセデスは
★印「CLK 200」(写真)のみ。
その他の車は
「ディーラーにてテスタ-を当てても故障箇所が不明・・・」
なんて言う
「ウソのようなホントの話」
により手放した車も多い(笑)。
コレだけ多くの『メルセデス』を乗って来たが
「最高」と言われるシートや
その「乗り心地」についても
モデルや年代により
「大いにバラツキが有る」
ということをココで告白したい。
2002年の4ドアセダン「C200」について書けば
これはもう「断じてメルセデスではない!」
と言い切れるね。
「乗り心地は硬く、揺れも大きい・・・」
純正タイヤ「コンチ履き」でのお話だから
なおのこと始末が悪い・・・。
下手にホイールやタイヤを換えたりすると
「揺れが悪化する」こと請け合いだ(苦笑)。
しかも
バリアルーフ(電動オープン)のスポーツカー
「SLK」
よりも「断然乗り心地が硬く、悪い・・・」
そんなセダンを造るってのは
一体どう言うコトなのだろうか?(苦笑)
誰か説明して欲しいもんだよ。
逆に現在も所有している
そのたった数年前に造られた
「CLK 200」は本当に素晴らしい。
スポーツクーペなのに
シートも疲れないし、揺れもほとんど無い。
世界最高エンジン
「BMWの6気筒」
にも全く引けを取らない
(と言っても「BMWシルキー6」には無論負けるが)
この「4気筒」の静けさ・・・
後にコンプレッサーを付けてダメになるが、
俺の持つ初年度モノ「NA」は素晴らしいの一言!
もちろん「速さ」や「パワー」を求めたら
コンプレッサー付になるのだろうが
そんなものココ日本を走るなら要らない。
神奈川から出発し、名古屋、大阪と勿論、問題なく
そして気持ち良くクルージング出来ている。
長距離走行には、いつもコレをチョイスする。
理由はもちろん
「安全性」「操作性」「快適性」
この3つだ。
故障も多々あるが、
まだアナログ感がある車種だけに
それほど大事(おおごと)にはならないところもイイ。
ただ、これは「初期NAモノ」に限ったお話で、
後期型やモデルチェンジ後の「CLK」では、
もちろん例の「ナゾ故障」が出るので要注意だ。
それでは「最高か無か」と言っていた頃の
『オールド・メルセデス』
については、一体どうだろうか?
私が所有したオールドカーは
「70年代の3台」だが
「W114」(縦目、写真左)
のビニールシートはヘタリもない上物!
であったにも拘らず、
「ヘルニア腰」には痛みが出る・・・
そんな車だった。
もちろん車としては別格に可愛く
「メルセデスの高級感」という意味でも
申し分なかったのだが・・・
2台の「SLC」は
・6気筒の280(写真)
と
・「V8」の450(写真右)。
走りは断然前者(緑色の車)。
初年度モノで前「SL」の「6気筒」を
そのまま積んでおり、
実に気持ち良く走ったものだが、
「初年度のドイツ物」というコトで
仕様が当時の輸入元「ウエスタン物」とは細かく異なり
パーツが手に入らずに大変苦労した・・・。
ちなみにこの「6気筒」の「SLC」は
日本での現存は俺の一台であったはずだ。
貴重な車ではあったが、前述のパーツ問題
そして「ボディの腐食」に泣かされ続け
泣く泣く手放したんだよね。
一方、後者の「V8エンジン」は
今の日本で乗るには確実に不向きだ。
燃費が悪いのは当たり前で仕方ないのだが
ガソリンスタンドが減り続ける昨今、
遠出するには「どんなに仕上げていても」怖い。
急にガソリンメーターがガクンと落ちたりするから、
「ガス欠」ばかりが気になってしまう。
渋滞にハマルと冷や汗モンだったよ(苦笑)。
勿論「猛暑でのクーラー」は弱く、しかも壊れ易い。
近年の温暖化では益々「乗る気」が失せる・・・
そんな車でした。
ちなみに「ボディ腐食」はコレも同様です。
結論から言うと
今の日本で『メルセデス』を乗るなら
1990年代の「Cクラス(W202)」や「190E」
そのあたりの「ネオ・クラ車」が
やはりオススメだ!
クーラーもちゃんと効くし(笑)、
中古パーツも多いから長く乗るにも安心だ。
今見ると「それなりに可愛い」しね(笑)!
もちろん俺が乗る
初期「CLK 200」
も十分オススメなのだが、
たたでさえ球数が少ない上
現存数となると・・・・。
やっぱり難しいと思うね・・・。
とにかく
「メルセデスはイイ!」
なんて、そんな一言で語るのは危険だし、
「信じてしまう」のは、もっと危険!
ちゃ~んと「こーいう正直&実体験レビュー」
を読んで決めて欲しいぜ!
というコトで今回は
「世界の名車メルセデス」
に対して
「ハードパンチに物申した」
そんな次第だ(笑)。
《 編集長「MASH」筆 》
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