聖書に「相手と仲直りをし」とあります。 エジプトと和親すると言うのです。なぜでしょうか? 「その娘を(ユリウス・カエサルに)与えて、その国を取ろうとします。しかし,その事は成らず,また彼の利益にはならないでしょう。」と言いました。
ローマはもともと王のない国でした。ローマ人は自尊心が強いので王を必要とせず、元老員だけがいました。 その後、カエサル、クラッスス、ポンペイウスと第1次三頭政治を実施しましたが、カエサルの勢力が大きくなることを恐れたクラッスス、ポンペイウスがBC49年に保守主義者たちと手を握ってカエサルに対し、軍隊を去るよう要請しましたが、カエサルは有名な言葉を残して内戦を開始します。 それは“賽(さい)は投げられた”です。 内戦が起きてから60日でカエサルが勝利します。
ポンペイウスがエジプトへ逃げると、カエサルは彼を追ってエジプトまで行きましたが、ポンペイウスはすでに暗殺されてしまいました。 ポンペイウスを追ってエジプトに渡ったカエサルはそこで運命の女性に会いました。その女性がまさにエジプト最後のファラオ、王であった。 クレオパトラです!
当時、エジプトはプトレマイオス王朝でした。 プトレマイオス?どこかで聞いた名前ではないですか! アレキサンダーの四人の将軍の一人でした。 アレキサンダーが大帝国を建設した直後、死亡すると、帝国はカッサンドロス、リシマコス、セレウコス、プトレマイオスの4将軍が分割統治しましたが、そのうちエジプトを獲得したのがまさにプトレマイオスです。