救いは取り消されることがあるのか 第41回
英語の聖書には、より明白にこの三つの時制が表されています。
① ローマ人への手紙8章24節「わたしたちは、この望みによって救われているのである。しかし、目に見える望みは望みではない。なぜなら、現に見ている事を、どうして、なお望む人があろうか」(過去: We were saved;私たちは救われた)
② 第一コリント1章18節「十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である」(現在:We are being saved;私たちは救われつつある)
③ 使徒行伝15章11節「確かに、主イエスのめぐみによって、われわれは救われるのだと信じるが、彼らとても同様である」」(未来: We shall be saved;私たちは救われるであろう)
このように、私たちは聖書から救いについて説明している三つの時制すなわち、過去、現在、未来のすべてを見ることができました。
これが真の福音です 第13回
一つ質問したいと思います。イエス様がこの世で暮らされた時、どのようにして奇跡を起こされたのでしょうか?イエス様は神様だから?イエス様は、どのように水の上を歩かれたのでしょうか?その方は神様だから?死んだラザロを生き返らせたことはどうでしょうか?その方は神様だから?
ほかの質問です。イエス様は、どのようにして罪に勝利されたのでしょうか?その方は神様だから?イエス様は一度も罪を犯されなかった。それはどうしてでしょうか?その方は神様だから。イエス様は神様だから。だって、神様は罪を犯すことができないでしょう。そうでなかったら神様ではないですから。でも、私は人間だから罪を犯すしかないんですよ。
皆さん、イエス様の人性をどのように考えるか、これがなぜ重要なのか、分かってきましたか?この問題をどうとらえるか、私たちがイエス・キリストをどう見ているかで、私たちの信仰が変わってしまうのです。ほとんどすべてのクリスチャンは、存在もしない、とんでもないイエス・キリストを信じています。多くの人は、イエス様がこの地上に来られた時、人間とは違う存在として来られたのだと思っています。それは、実際には存在していないキリスト、ただ神学的に作りあげられた、学者の言うキリストです。それはどういうものかというと、「神様は罪を犯すことができない。だから、イエス様は罪を犯すことができなかった。イエス様は、私たちとは全く違う存在だから、罪を犯すことができなかった。イエス様は、罪を犯す前のアダムの性質で来られたのだから、罪に勝つことができたのだ」。イエス様をこのように考える時、イエス様は、私たちと遠くかけ離れた存在になり、私たちの信仰の模範でも、兄弟でもなくなります。