それから私は、1888年のメッセージを学び始めました。「永遠の福音」です。第一天使の使命です。
アドベンチストの信者は、安息日を清く守ろうと頑張っています。第一天使の使命を理解することなく、です。エレン・ホワイトは、
私たちは、三天使の使命を、順序良く宣べ伝えなくてはならないと言っておられます。皆さんが信者になって何年たっているのかは問
題ではありません。聖化の経験を何年しているのか、そんなことは関係ありません。申し上げたいのは、永遠の福音を、まず理解しな
ければいけないということです。
福音は、神の力であります。私たちに、勝利の力を与えてくれます。そういうわけで、私は聖書の勉強を始めたのです。学びながら、
私はズボンに涙が落ちていくほどでした。私は通常泣かない人間なのですけれども、あの経験以来、涙もろくなって、時には大泣きす
ることもあります。誰かが、私の目の中に水を入れたのではないかと思うくらい、涙が出てくることがあります。時には、ひざまずい
て祈るときに、言葉が出てこない時があります。そのような時私は、罪の告白をします。そうすると、イエス様が私の良心をきれいに
して下さったのです。
私は妻に向かって、「変えていただいたんだよ」と言いました。家内は、「あなた何を言っているの」と言いました。家内は私のこ
とを理解できなかったのです。しかし、私のことを注意深く見るようになりました。そしたら、彼女の夫の生活が変わってきたことに
気づいてきたのです。そして彼女は、夫が朝早く起きて勉強し、時には泣いて祈っているのを目撃したのです。かつてなったほど熱心
に聖書の学びをしているのを、彼女は見たのです。
ある日、妻の所へ行って、お詫びをしました。そんなこと、今までしたことがありませんでした。韓国の強い夫だったわけですね。
いつでも自己主張が強かったのです。「こうしなくてはいけないぞ。ただ私に従って来い。私が家の主だから」。そういうタイプの夫
だったのです。その日私は、家内の前でお辞儀をして、彼女に赦しを請いました。「今まで悪かった。赦してくれるか」と・・・。
「何のこと?」。「本気で言ってるんだから、赦してくれ。今まで私が色んな説教をしてきて、おそらく君が一番祝福を受けなかった
だろう。私の、教会と家での態度や、言っていることがあまりにも違うから、それを知っているが故に、祝福を受けなかったろう。聖
人と悪魔のギャップを見ていたのだから・・・。今まで本当に悪かった。赦してほしい」
それから、二人の子供たちの所へ行き、「子供たちよ、今まで悪かった。赦してくれ、本当に悪い父親だった。悪い牧師だった。お
前たちにとって、私はつまずきの石になってしまったかもしれない」
子供たちに、よくこういうことを言われていたんです。「お父さん愛しているわ。でも私たちが、ピアノやバイオリンをやっている
時は、近くに来ないで」。なぜなら、私は音楽に対して結構うるさいのですね。誰かが歌っていて、ちょっと音が狂っていたり、間
違った音を出したりしたら、私はもういやになるんです。娘がピアノを練習していて、間違った鍵盤を押したら、「駄目だよ、それ。
もう一回やりなさい」。バイオリンの時も、厳しくやり直しをさせました。娘は、「お父さん好きだけど、近くにいないで」。「君た
ちのことを思って言うんだよ」と言うのですが、心の奥底では、このように感じていました。〈教会でクリスマス会をする時、長老さ
んの子供たちが前に出て、器楽演奏などを上手にやります。君たちは、牧師の子供だから、もっと上手にやらなくちゃいけない〉。そ
ういう思いがあったのです。それは、利己的なものでした。ですから私は、娘たちの所へ行って、その罪を告白しました。
神様が私を救って下さったのです。私を、自我から救って下さり、罪から解放して下さったのです。罪の力から救って下さったので
す。赦しとは何ですか。過去の罪から赦されるということですか。それだけではなくて、今、現在の罪から救われることです。罪の力
から救出されることであります。それが福音なのです。イエス・ キリストの愛によって、純粋な回心の経験をさせていただいた後、
やがて教会で立ち上がって教会員の方々に、赦しを乞いました。今まで間違った。説教をしてきたということを告白しました。依頼私
は率直な証を語るようになりました。本当の福音を語るようになりました。真の三天使の使命を語るようになりました。証の書から語
るようになりました。すると教会の人たちが悔い改めるようになりました。教会で奇跡がどんどん起こるようになりました。霊的な雰
囲気が全く変わってきました。若い人からお年寄りまでが、率先して前に来て証をするようになりました。教会に聖霊が下りました。
それを実際に経験しました。私がイエス・キリスト様に心を捧げた時、神様の御霊が私の説教に注がれるようになりました。
次にどんなことが起こったかと言うと、迫害されるようになったのです。ありとあらゆるところから、いろんな悪い噂を流されました。
同僚である牧師からも非難されるようになりました。狂信的だとか極端に走りすぎているぞ、とか言われました。デビット・カンはイ
エス様の再臨の日まで設定しているぞ、とかそういう噂まで流されました。牧師の中で、自分だけが本当の回心を経験している人間だ、
と触れ回っているぞと・・・。そういう噂も流されました。そして、私の人格をいろいろな人が傷つけるようになりました。ほんとう
にそれはひどいものでした。(第6回へ続く)
アドベンチストの信者は、安息日を清く守ろうと頑張っています。第一天使の使命を理解することなく、です。エレン・ホワイトは、
私たちは、三天使の使命を、順序良く宣べ伝えなくてはならないと言っておられます。皆さんが信者になって何年たっているのかは問
題ではありません。聖化の経験を何年しているのか、そんなことは関係ありません。申し上げたいのは、永遠の福音を、まず理解しな
ければいけないということです。
福音は、神の力であります。私たちに、勝利の力を与えてくれます。そういうわけで、私は聖書の勉強を始めたのです。学びながら、
私はズボンに涙が落ちていくほどでした。私は通常泣かない人間なのですけれども、あの経験以来、涙もろくなって、時には大泣きす
ることもあります。誰かが、私の目の中に水を入れたのではないかと思うくらい、涙が出てくることがあります。時には、ひざまずい
て祈るときに、言葉が出てこない時があります。そのような時私は、罪の告白をします。そうすると、イエス様が私の良心をきれいに
して下さったのです。
私は妻に向かって、「変えていただいたんだよ」と言いました。家内は、「あなた何を言っているの」と言いました。家内は私のこ
とを理解できなかったのです。しかし、私のことを注意深く見るようになりました。そしたら、彼女の夫の生活が変わってきたことに
気づいてきたのです。そして彼女は、夫が朝早く起きて勉強し、時には泣いて祈っているのを目撃したのです。かつてなったほど熱心
に聖書の学びをしているのを、彼女は見たのです。
ある日、妻の所へ行って、お詫びをしました。そんなこと、今までしたことがありませんでした。韓国の強い夫だったわけですね。
いつでも自己主張が強かったのです。「こうしなくてはいけないぞ。ただ私に従って来い。私が家の主だから」。そういうタイプの夫
だったのです。その日私は、家内の前でお辞儀をして、彼女に赦しを請いました。「今まで悪かった。赦してくれるか」と・・・。
「何のこと?」。「本気で言ってるんだから、赦してくれ。今まで私が色んな説教をしてきて、おそらく君が一番祝福を受けなかった
だろう。私の、教会と家での態度や、言っていることがあまりにも違うから、それを知っているが故に、祝福を受けなかったろう。聖
人と悪魔のギャップを見ていたのだから・・・。今まで本当に悪かった。赦してほしい」
それから、二人の子供たちの所へ行き、「子供たちよ、今まで悪かった。赦してくれ、本当に悪い父親だった。悪い牧師だった。お
前たちにとって、私はつまずきの石になってしまったかもしれない」
子供たちに、よくこういうことを言われていたんです。「お父さん愛しているわ。でも私たちが、ピアノやバイオリンをやっている
時は、近くに来ないで」。なぜなら、私は音楽に対して結構うるさいのですね。誰かが歌っていて、ちょっと音が狂っていたり、間
違った音を出したりしたら、私はもういやになるんです。娘がピアノを練習していて、間違った鍵盤を押したら、「駄目だよ、それ。
もう一回やりなさい」。バイオリンの時も、厳しくやり直しをさせました。娘は、「お父さん好きだけど、近くにいないで」。「君た
ちのことを思って言うんだよ」と言うのですが、心の奥底では、このように感じていました。〈教会でクリスマス会をする時、長老さ
んの子供たちが前に出て、器楽演奏などを上手にやります。君たちは、牧師の子供だから、もっと上手にやらなくちゃいけない〉。そ
ういう思いがあったのです。それは、利己的なものでした。ですから私は、娘たちの所へ行って、その罪を告白しました。
神様が私を救って下さったのです。私を、自我から救って下さり、罪から解放して下さったのです。罪の力から救って下さったので
す。赦しとは何ですか。過去の罪から赦されるということですか。それだけではなくて、今、現在の罪から救われることです。罪の力
から救出されることであります。それが福音なのです。イエス・ キリストの愛によって、純粋な回心の経験をさせていただいた後、
やがて教会で立ち上がって教会員の方々に、赦しを乞いました。今まで間違った。説教をしてきたということを告白しました。依頼私
は率直な証を語るようになりました。本当の福音を語るようになりました。真の三天使の使命を語るようになりました。証の書から語
るようになりました。すると教会の人たちが悔い改めるようになりました。教会で奇跡がどんどん起こるようになりました。霊的な雰
囲気が全く変わってきました。若い人からお年寄りまでが、率先して前に来て証をするようになりました。教会に聖霊が下りました。
それを実際に経験しました。私がイエス・キリスト様に心を捧げた時、神様の御霊が私の説教に注がれるようになりました。
次にどんなことが起こったかと言うと、迫害されるようになったのです。ありとあらゆるところから、いろんな悪い噂を流されました。
同僚である牧師からも非難されるようになりました。狂信的だとか極端に走りすぎているぞ、とか言われました。デビット・カンはイ
エス様の再臨の日まで設定しているぞ、とかそういう噂まで流されました。牧師の中で、自分だけが本当の回心を経験している人間だ、
と触れ回っているぞと・・・。そういう噂も流されました。そして、私の人格をいろいろな人が傷つけるようになりました。ほんとう
にそれはひどいものでした。(第6回へ続く)