福音の力を体験せよ 61
その後、私たちが訪問したときには、すっかり変わった人になっていました。聖書のみ言葉が大好きになりました。全くの別人になっていました。姑の場合、このようになるまで九十三年もかかったわけです。
しかし、天の父なる神様が心の奥に入るまで、それほど長い時間をかける必要はありません。皆さんは今日、イエス様に仕えることができます。現在、私の姑は百三歳です。相変わらず、主にある喜びの日々を過ごしています。
私の母親は八十五歳です。私の母も、毎日毎日イエス様と共に生きる秘訣を見出したことを喜んで過ごしています。私の末の弟はまだですが、他の兄弟姉妹は全員、このメッセージを受け入れ喜んで生活しています。
誰であれ、信仰をもってみ前に出る者を、主は救うことがおできになります。
新生への道 13 主にある喜び ⑯
キリストは山上の説教の中で、神を信頼することの大切さについて、尊い教訓を与えられました。これはすべての時代の神の子らを励ますためのもので、今日においても教えと慰めに満ちています。救い主は、空の鳥が楽しく神をたたえ、少しも心配せず、「まくことも、刈ることもせず」にいるのを見よ、と言われました。それでも、大いなる父は、小鳥の必要を満たされるのです。「あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか」(マタイ6:26)と救い主は問いかけられました。人にも生き物にも豊かに与えられる神は、すべての造られたものの必要を満たされるのです。空の鳥でさえ、神の見守りからもれることはありません。神は食物をくちばしの中に落とすことはなさいませんが、必要は満たされます。小鳥は、神が散らされた穀類を集めなければなりません。また、巣を作る材料を用意し、ひなを養わなければなりません。小鳥はそれでも、歌いながら働きに出ていきます。というのも、「あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる」からです。「あなたがたは、彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか」と言われています。理性を備え霊をもって神を礼拝する人間は、空の鳥よりはるかに優れているのではないでしょうか。私たちを造られた神、命を支えられる神、また、私たちをご自分のかたちに似た者として造られた神は、ただ私たちが神に信頼してさえいれば、私たちの必要を満たして下さるのではないでしょうか。