2.奇跡を行うことが神様の僕という証なのか?
では、最後の時代に今後どのようなことが起きていくのか、聖書の預言の言葉を見てみましょう。信じ難いことですが、大いなる欺瞞者であるサタンのトリックによって、多くの人々が彼の策略に引っかかることが預言されています。そして多くの人が、クリスチャンという名前を持っていながら、神様の律法に従わないようになるのです。このことについて警告されたキリストの言葉を注意しながら見てみましょう。
「わたしにむかって『主よ、主よ』と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨を行う者だけが、はいるのである。その日には、多くの者が、わたしにむかって『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。また、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』」(マタイ 7:21-23)。
主の警告の言葉の意味をよく考えてみてください。ここに出てくる人たちは、クリスチャンであることを自称し、その上、預言し、病を治し、悪霊を追い出すなど目覚ましい働きをしていました。彼らはこのような奇跡をイエス様の名前で行いました。しかし、イエス様は彼らを知らないと言われました。明らかなことは、イエス様が彼らを知らないと言われるのですから、彼らはイエス様からその力を受け、そのような活動を行ったのではないということです。だとしたら、誰が彼らに超自然的能力を与え、そのような奇跡を起こしたのでしょうか?そのような能力が出てくる根源は、神様とサタン以外いません。イエス様が彼らに「不法を働く者ども」と断定されたことを見ると、この人たちは、実は不法の創始者であるサタンの能力によって病を治し、預言していたに違いありません。