SOS.TV.JAPAN

ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖書に預言された世界の歴史  第5回

2016年03月31日 | 日記

メディアペルシャ() 

 

「あなたのにあなたにつのります(ダニエル2:39)。ネブカデネザル王が見た夢の像はすべてが金ではありませんでした。つまり、ひとつの王国がこの世界を永遠に支配するのでなく、国の覇権が移り変わりながら、最終的には、人間の国々の権力ではなく、天の父なる神様がこの歴史を導かれているという事実を見るようになるわけです。金として象徴されたバビロンは、やがて金には劣る銀で象徴されたメディアとペルシャの国にその覇権を譲ることになるとダニエルは説明しています。

バビロンは B.C.605年からB.C.539年まで世界を支配しましたが、ネブカデネザル王が死んだ数年後のB.C.539年に、バビロンのベルシャザル王が酒宴を設けている最中に、ペルシャのクロス王が率いる軍隊がユーフラテス川の流れを人工的に変えて、水門から軍隊を侵入させ、難攻不落の要塞であったバビロンを占領することになりました。

その夜、ベルシャザル王が浮かれ騒ぎに興じながら、天におられる神様をあざける言葉を出しているとき、一つの手があらわれて壁に文字を書きました。ダニエルは、その文字の意味を、怯えている王に解き明かします。その事実が、ダニエル書5章25から28に記されています。「そのしるされた文字はこうです。メネ、メネ、テケル、ウパルシン。その事の解き明かしはこうです、メネは神があなたの治世を数えて、これをその終りに至らせたことをいうのです。テケルは、あなたがはかりで量られて、その量の足りないことがあらわれたことをいうのです。ペレスは、あなたの国が分かたれて、メディアとペルシャの人々に与えられることをいうのです」 。

聖書の預言通りにB.C.539年にメディアとペルシャの同盟軍によってバビロンが滅亡します。そのとき、同盟軍の盟主である、クロス王は自分に対する預言がすでに、聖書に記されていることを、発見し大変驚きました。そして彼は、ダニエルとユダヤの国を優遇して、エルサレムの破壊された神殿を再建出来るよう許可しました。イザヤは次のように預言していました。

「またクロスについては、『彼はわが牧者、わが目的をことごとくなし遂げる』と言い、エルサレムについては、『ふたたび建てられる』と言い、神殿については、『あなたの基がすえられる』と言う」」(イザヤ44:28)。

「さあ、かわいている者はみな水にきたれ。金のない者もきたれ。来て買い求めて食べよ。あなたがたは来て、金を出さずにただでただでぶどう酒と乳とを買い求めよ」(イザヤ55:1)

聖書は人間が自分勝手に記録した書物ではありません。この書は神様の霊感による、神様のみ言葉です。このみ言葉を信じ受け入れる者たちには、永遠の命の門が開かれるのです。聖書の預言は将来を語り、さらには人の名前まで150年前に記しておきました。この世界の歴史の流れは神様の計画の中で動き進んで行くのです。

それでは、胸と腕の部分である銀で象徴されたメディア・ペルシャは、この世界を永遠に支配したのでしょうか?もう一度、ダニエル書2章に戻りましょう。

   


聖書に預言された世界の歴史  第4回

2016年03月30日 | 日記

3、預言解釈つの原則

皆さんが聖書の預言を理解するためには、次のように三つの原則を理解しなければなりません。

1,まずその聖書の預言の本文自体を良く精読して下さい。

2,その預言を聖書自体がどのように解釈しているかを注意深く調べて下さい。もし、自分勝手な解釈をするなら、誰の解釈が正しいか判断することが出来なくなります。ですから、私たちは聖書自体をもって、聖書を解釈するようにしなければなりません。

3,神様が聖書の中で啓示して下さったその預言が、世界の歴史の中でいつどのように成就されたかについて注意深く研究しましょう。そういった理解のもとで、私たちは安全な預言の解釈を持つことが出来るのです。

それでは、上記の原則を踏まえ、非常に興味深いネブカデネザル王の夢の解釈と、その歴史上における驚くべき成就について研究してみましょう。この世の中には、占い師や占星術師などに将来を尋ねる人たちが結構います。しかし、そういった占い師たちには、将来を見通す知恵が本当はありません。その知恵は、この地球の歴史を導いておられる神様だけがお持ちなのです。聖書は私たちが、確信を持って未来に直面できるようにしてくれます。では、まずこの世界の歴史がどのように変遷し、そしてどのように終末を迎えるかについて研究してみましょう。    

2500にわたる人類要約する預言

1、バビロン

▶ダニエル2章37~39節を読みましょう。

今やダニエルは、ネブカデネザル王に次のように説明し始めます。聖書の預言は、その啓示を受けたときの時代から始まることが多くあります。ダニエルが説明したこの預言は、ダニエルの時代から始まり、約2500年の人類史の要約でした。たとえば、ヨハネの黙示録を学んでみると、黙示録は使徒ヨハネが生きた時代、つまりローマ時代から始まって、世界の終末までの、重要な事件について預言しているという事実を見ることができます。

ダニエルはネブカデネザル王に「ことごとく治めさせられました。あなたはあの金の頭です」と説明し始めます。どれほど正確な描写でしょうか。バビロンの国はユーフラテス川が中央に流れ、その城壁の高さは200フィートにも達していて、その上は、馬車3台が通れるほどの広い厚みを持っていました。歴史家ヘロドトスによると、バビロンはとてつもない量の金を使用していたとのことです。装飾品はもちろんのこと、特に神殿を飾ることにおいて神像やその玉座、その祭壇などをすべて純金で飾り、どこの国もバビロンほど金を多く使用していた国はなかったというのです。その裕福な国バビロンを、金の頭として象徴したことはいかに的を射ていることでしょう。学者たちの発見によるとネブカデネザル王はバビロン帝国の城壁のレンガ一つひとつに自分の名前を刻みつけ、ある碑石には次のような文字を書いておきました。「バビロンよ!私の目を喜ばせるバビロン王国の栄光よ!永遠に不滅なれ!」。 これが、彼の夢であり、望みだったのです。しかしダニエルは次のように言いました。


聖書に預言された世界の歴史  第3回

2016年03月29日 | 日記

ダニエルは、王にしばらくの時間を貰えるように、そして、その間に真実の神様であられるイスラエルの神様に、夢の解き明かしをお願いすることが出来るように申し出て、許可されます。その後、ダニエルは自分の三人の友人たちを呼び集めて、4人で心からのお祈りをはじめました。すると神様は、ネブカデネザル王に見せた同じ啓示を、ダニエルの夢の中で見せて下さいました。そのときダニエルは、次のように神様を賛美しました。

「ついに夜の幻のうちにこの秘密がダニエルに示されたので、ダニエルは天の神をほめたたえた。 ダニエルは言った、『神のみ名は永遠より永遠に至るまでほむべきかな、知恵と権能とは神のものである。神は時と季節とを変じ、王を廃し、王を立て、知者に知恵を与え、賢者に知識を授けられる。神は深妙、秘密の事をあらわし、暗黒にあるものを知り、光をご自身のうちに宿す』」(ダニエル2:19~22)。

そこで、ダニエルはアリオクを呼んで、まずバビロンの知者を殺さないように訴えます。それまでバビロンの知者たちは、ダニエルに嫉妬し、ダニエルを憎み、捕虜のくせにとさげすんでいたにもかかわらずです。このことを通して、私たちはダニエルが真の神様のしもべとして、気高い品性の持ち主であったことを知ることが出来ます。ダニエルは直ちにネブカデネザル王のもとに導かれます。王は次のように尋ねました。「あなたはわたしが見た夢と、その解き明かしとをわたしに知らせることができるのか」。 「ダニエルは王に答えて言った、「王が求められる秘密は、知者、法術士、博士、占い師など、これを王に示すことはできません。 しかし秘密をあらわすひとりの神が天におられます。彼は後の日に起るべき事を、ネブカデネザル王に知らされたのです。あなたの夢と、あなたが床にあって見た脳中の幻はこれです。 王よ、あなたが床におられたとき、この後どんな事があろうかと、思いまわされたが、秘密をあらわされるかたが、将来どんな事が起るかを、あなたに知らされたのです。この秘密をわたしにあらわされたのは、すべての生ける者にまさって、わたしに知恵があるためではなく、ただその解き明かしを、王にお知らせすることによって、あなたが心に思われたことを、お知りになるためです」(ダニエル2:27~30)。

霊感を受けたダニエルは続けて次のように言います。「王よ、あなたは一つの大いなる像が、あなたの前に立っているのを見られました。その像は大きく、非常に光り輝いて、恐ろしい外観をもっていました。その像の頭は純金、胸と両腕とは銀、腹と、ももとは青銅、すねは鉄、足の一部は鉄、一部は粘土です。あなたが見ておられたとき、一つの石が人手によらずに切り出されて、その像の鉄と粘土との足を撃ち、これを砕きました。こうして鉄と、粘土と、青銅と、銀と、金とはみな共に砕けて、夏の打ち場のもみがらのようになり、風に吹き払われて、あとかたもなくなりました。ところがその像を撃った石は、大きな山となって全地に満ちました」(ダニエル2:31~35)

その時ネブカデネザル王は、ダニエルの夢がまさに、自分が忘れたしまったその夢であることを知ります。「それだ!あなたの示した夢は、まさしく私が見た夢だ。これで思い出した!では、その夢の意味を解き明かしてくれ!」

 ここで私たちはしばらく、預言を理解するための基本原則について考えたいと思います。


聖書に預言された世界の歴史  第2回

2016年03月28日 | 日記

2、預言者ダニエル

ダニエル書2章は、非常に興味深い預言を含んでいます。その預言はとても単純に見えますが、研究すればするほど神様だけが考え出すことのできる知恵であることが分かります。読者の皆さんは、是非、ダニエル書の1章から2章、そして7章を読んでから、この記事を読んで下さい。預言の研究に入る前にまず、その歴史的な背景について説明したいと思います。

ダニエルはユダヤ王国の王族の血統で、才能豊かな思慮深い青年でした。しかし、バビロンの王ネブカデネザルの攻撃のとき、捕虜になってバビロンに連れていかれます。そのような状況の中でも、彼は、神様に対しての忠誠を捨てず家庭で学んだ教育の通りに、純粋な信仰を守りながら神様のみ心にかなった信仰の生活を送ります。彼は共に捕えられていた三人の友だちと一緒に、バビロンの最も良い教育機関で教育を受けることになりました。その理由は、彼らをバビロン方式の教育を受けさせて再びユダヤに帰し、彼らを通して、ユダヤを属国として治めることが有効であるとの、バビロン王の計画のためでした。

彼らは、その学校でも忠実に神様の戒めとみ言葉に従って生活しました。酒に酔ったり、放縦な食生活をしたりするよりも、主の栄光のために生きることを彼らは選んだのです。彼らの敬神の念と、原則に従った生活様式、そして、勤勉な学びを神様は祝福されました。彼らは、当時の最も優秀な学者たちとくらべても、はるかに傑出した品性と知恵を持った人物となります。そのような背景の中で、当時の世界帝国バビロンの君主、ネブカデネザルに不思議なことが起こりました。もともと彼は、このような憂慮を持っていました。「自分が築き上げた、世界最強の国として君臨しているバビロン王国が果たしてこれからも続くのだろうか?この国の覇権は、永遠に持続するのだろうか?この世界の歴史は、どのようになっていくのだろうか?」。王はそのような思いを持って寝床に着きました。そしてある夜、彼は一つの夢を見ました。その夢は通常の夢ではありませんでした。彼はこの夢が、特別な意味を持つ神様からの啓示だと確信しました。

 事実、その夢は、この地球の歴史の流れを表していて、世界歴史における強大国家の興りと滅亡が、あらかじめ預言された夢でした。彼に最も大きなインパクトを与えたのは、この世界の歴史がどのように終わるのかを示す、夢の最後の部分でした。彼はびっくりして眠りから覚めました。ところが不思議なことに、彼が目を覚ますと、その内容をすっかり忘れてしまっていました。いくら思いだそうとしても、それは、不可能でした。あきらかに重大な意味を持つだろう夢を思いだせないことは、彼を苦悩させました。

この夢をお与えになった神様が、ネブカデネザルが夢を思い出すことが出来ないようにされたのです。それは、誰が真の神様であり、誰がこの地球の歴史を導いているのかを明確に示すためでした。世界に君臨する大帝国の王である彼が、真の神様についての知識をを持つならば、福音を世界に伝えることにおいて非常に有利になるからです。しかしバビロンの法術士や異教の学者たちが、その夢を自分勝手に解釈するか、曖昧にして、ごまかす可能性があったためにその夢を忘れさせて下さったのです。そして真の神様の僕であるダニエルを通して、正しい解釈を聞くことが出来るように導かれたのです。

気が気でないネブカデネザルは、バビロンのあらゆる宗教指導者と最高の学者たちを直ちに招集します。そして自分が、昨夜とても大事な夢を見たが、どうしてもその夢を思い出せない旨を伝え、その夢の内容を解き明かすように命令します。彼はこのように言ったことでしょう。「お前たちは、どんなことでも解き明かすことができると、常に豪語していたな、そして、この世の歴史の流れを予見出来ると私に言い続けてきた。同じくお前たちが仕えている神(バビロンの神)が真の神であり、この神が世界の歴史を支配しているのだと、言い続けてきた。私は、昨晩、神からの啓示だと思われる夢を見たが、もし、お前たちの仕える神が本当の神であるなら、その神は私が見て忘れたその夢を再び知らせるであろう。ゆえに、直ちにその夢と夢の解き明かしを私に告げ知らせよ!」

そのとき、バビロンの学者たちや宗教指導者たちの困惑した立場を想像出来ますか?このような要求は、彼らにとって全く無謀とも思えるものでした。困惑した彼らはこのように言います。「王様、そのようなことは、とても難しい要求でございます。どうぞ、その夢をしもべたちにお話し下さい。私たちはその解き明かしを申しましょう。夢も知らないのにどのようにして夢の解き明かしができましょうか?」。その時、王は激しい怒りをあらわにします。「わたしの言うことは必ず行う、あなたがたがもしその夢と、その解き明かしを、わたしに示さないならば、あなたがたの身は切り裂かれ、あなたがたの家は滅ぼされる」(ダニエル2:5)。

この死刑宣告のような王の厳命が通達されると、宮廷内は、険悪な雰囲気に包まれます。そして、この命令の影響は、バビロンの学者たちのグループに属していたダニエルと、三人の友人たちにも及びました。しかしそのとき、真の神、聖書の神様のしもべであった知者ダニエルは、王の命を受けた将軍アリオクの前に進み出て、自分を王様のもとに連れていくように頼みます。


聖書に預言された世界の歴史 第1回

2016年03月27日 | 日記

第一部歴史預言

聖書の預言の確実性

最近の地球環境学を研究する科学者たちの発表によると、私たちが住んでいるこの地球は、温暖化のために、南・北極の氷河などが海に溶けて海面が上昇しています。そして、それが原因であらゆる大陸が水没する可能性があると、力説しています。中には、それとは逆に、この地球が再び氷河時代へ逆戻りして(進化論者の仮定)、すべての生態系が完全に絶滅することになるという学説を発表している科学者もいます。

 また天文学者たちは、私たちの地球が宇宙空間を漂う彗星とぶつかる確率がだんだん大きくなっているため、昔の恐竜を絶滅させた同じ危機が訪れると語っています。ハリウッドで作られるSF映画などでは、核爆弾によって地球が自滅し、わずかな生存者のみになるといった場面が多くあります。また、異星人によって地球が侵略されるといった類の話は、常に人気のあるテーマとして、選ばれています。果たして私たちが生きている地球の将来は、どのようになるでしょうか。

 今でもこの地球は宇宙空間を高速で回転しています。私たちは今どこに向かっているのでしょうか?この地球は運転手なしに、当てもなく走りつづける惑星なのでしょうか?それとも創造主が計画を持って、摂理のままに地球の歴史を正確な目標向かって運行なさっておられるのでしょうか?誰がこの世界の歴史を導いているのでしょうか?100年後のこの世界は、どのようになっているのでしょうか?果たして私たちの後の世代は、未来に対して明るい希望を持つことが出来るのでしょうか?    

私たちはこのような質問に対して、正確で確実な解答を聖書から発見することが出来ます。聖書の中にある預言は、天の神様こそが、この地球の歴史をご自身のみ心に従って導かれているという事実を、私たちに理解させてくれるのです。

聖書の預言がその言葉通りに、定められた時期と事件の中で、正確に成就していく事実を確認できるとき、一瞬先もわからない私たち人間は、神様の存在とそのお方の無限なる能力、そして私たちに対する深い関心と愛を発見出来るのです。私たちが住んでいるこの地球は、広大な宇宙空間の中に見捨てられた孤児ではなく、神様がこの地球の歴史を導いておられ、またご自身の計画に従ってその歴史を終わらす方であることを、聖書の預言の驚くべき成就のうちに発見することが出来るのです。

 それでは、これから聖書の預言、すなわち、人類の歴史がどのように変遷していくのかをあらかじめ啓示して下さった、神様の預言のみ言葉を研究することにしましょう。その預言はダニエル書の2章と7章にあります。聖書は、神様が世界の森羅万象を美しく完全に創造されただけでなく、人類の歴史の流れをも、贖い(あがない)という大きな目的に従って導かれているという事実を、私たちに教えてくれます。アモス書3章7節には、このようにあります。「まことに主なる神はそのしもべである預言者にその隠れた事を示さないでは、何事をもなされない」。