福音の力を体験せよ 119
“キリストが私の心の中におられるどうかが、どうすれば分かるのか?とあなたは言うであろう。もしもあなたが自分のやり方を批判されたり誤りを指摘されたりしたとき、また物事が自分の思い通りにうまく運ばないとき、批判や指摘を甘んじて受け入れるのではなく、かんしゃくを起こしてしまうならば、それは、キリストが心の中に宿っておられないということである。”(RH1887,7,12)
「その実によって彼らを見分けるであろう。」もしも間違った実が結ばれるなら、その根底に間違った霊がいるということです。皆さんは、ふたりの主人に兼ね仕えることはできません。どんなに聖霊の実を結ぼうと思っても、ふたりの主人に兼ね仕えていたら、たとえ何年努力したとしても、正しい実を結ぶことは決してできないでしょう。
十字架の誤解 5
彼らの不従順が、この世界をこのような破滅へと引きずり込んだのです。それゆえ人間が再び回復され、全人類がエデンの園へ、神様のもとへと戻る道は、もう一度、神様を愛し尊敬し、その律法を尊重して従順な者になる事です。
ところで、堕落した人間は、もはや自分の力では、戒めにしたがうことが不可能となりました。なぜなら、その心が悪に染まり、不従順に慣れてしまったからです。
「なぜなら、肉の思いは神に適するからである。すなわち、それは神の律法に従わず、否、従い得ないのである」(ローマ8:7)。
それゆえ神様は、サタンによって告訴された、ふたつの問題を、全宇宙に対して明らかにしようとされました。ひとつは、神様は利己的な方ではなく、人類の平和と永久の幸福を願われる大いなる存在であることです。ふたつめは、神様の戒めは、宇宙の秩序と平和のために大切なもので、神様の愛情の表現であるゆえに、もしそれを無視して壊せば、世界には破滅と悲しみがもたらされる事です。