朝刊は、これ以上ない大きな文字で「308政権交代」と書き立てている。やや小さな文字で「改革競争の時代へ」とある。「小泉自民党から鳩山民主党への圧勝リレー」という文字も。
麻生政権の敗因は、小泉政権の行った改革で市場原理主義が行過ぎたとみて、これに封印したことにあると朝刊は解説している。民意は改革を行って欲しいと思っていることを分からない鈍感さが敗因となったわけだ。改革の過程で傷が生じたら手当てや修正をすることはあっても、改革をやめてもらっては困るのである。だから、改革は未知数で確かさはないが改革すると言っている方の鳩山民主党へ移しただけなのではないか。政権選択選挙では無いと思う。
私は現役サラリーマン時代にタイムスリップして、再びイメージで考える。この会社が閉塞感に満ちておって古い殻があることを見つけた交代派遣の新社長は、その殻を壊して新しい風を吹き込もうと決めた。新社長はまず社内から人材を探し求め彼らと話し込み、自分の連れて行こうとする進化した会社の在りようを分からせる。そして、そこへ行くための計画を彼ら自身につくらせる。修正をかけながらこれならいけるとみて実行に移す。さらに、実施過程では幾度も見直しをかけ、苦労の末、目的地にたどり着く。 と、まあ、こんなイメージだが、鍵は人材に違いない。
民主党は政治家主導を遂行するため、政治家を集めて政策立案すると言っている点が気に掛かる。これは、会社の体質改善のため、多数の執行役員を外部から連れてきたようなもの。プロパー社員は気分が悪い。それに、やる気になっていないから効率が悪い。政治家は官僚ブレインを抱えてリーダーシップを発揮するのであって、自らが改革計画の実務をするのではないと私は思う。見知らぬ人間が、どかどかと上がりこんできて、殴り込みをかけられる形になって改革がうまく行くのだろうか。それとも、殴りこみをかける勢いでないと古びた大きな殻は崩れないところまで硬直しているのだろうか。いずれにしても、ここが気になる。
70歳近い私は何を取上げても傍観者でしかないが、どうやって改革を進めるのか見物するのは面白い。おらが町の先生、先代の後を継いだ先生も幾人かおられるようだが、改革には世代交代も必要だと思っていたら、多くの若い人が当選していたので救われた思いだし、頼もしくも思う。
麻生政権の敗因は、小泉政権の行った改革で市場原理主義が行過ぎたとみて、これに封印したことにあると朝刊は解説している。民意は改革を行って欲しいと思っていることを分からない鈍感さが敗因となったわけだ。改革の過程で傷が生じたら手当てや修正をすることはあっても、改革をやめてもらっては困るのである。だから、改革は未知数で確かさはないが改革すると言っている方の鳩山民主党へ移しただけなのではないか。政権選択選挙では無いと思う。
私は現役サラリーマン時代にタイムスリップして、再びイメージで考える。この会社が閉塞感に満ちておって古い殻があることを見つけた交代派遣の新社長は、その殻を壊して新しい風を吹き込もうと決めた。新社長はまず社内から人材を探し求め彼らと話し込み、自分の連れて行こうとする進化した会社の在りようを分からせる。そして、そこへ行くための計画を彼ら自身につくらせる。修正をかけながらこれならいけるとみて実行に移す。さらに、実施過程では幾度も見直しをかけ、苦労の末、目的地にたどり着く。 と、まあ、こんなイメージだが、鍵は人材に違いない。
民主党は政治家主導を遂行するため、政治家を集めて政策立案すると言っている点が気に掛かる。これは、会社の体質改善のため、多数の執行役員を外部から連れてきたようなもの。プロパー社員は気分が悪い。それに、やる気になっていないから効率が悪い。政治家は官僚ブレインを抱えてリーダーシップを発揮するのであって、自らが改革計画の実務をするのではないと私は思う。見知らぬ人間が、どかどかと上がりこんできて、殴り込みをかけられる形になって改革がうまく行くのだろうか。それとも、殴りこみをかける勢いでないと古びた大きな殻は崩れないところまで硬直しているのだろうか。いずれにしても、ここが気になる。
70歳近い私は何を取上げても傍観者でしかないが、どうやって改革を進めるのか見物するのは面白い。おらが町の先生、先代の後を継いだ先生も幾人かおられるようだが、改革には世代交代も必要だと思っていたら、多くの若い人が当選していたので救われた思いだし、頼もしくも思う。