ブログを始めて2回目にupしている写真に、フォークやナイフ等と一緒にこのスプーンも写り込んでいます。
このスプーンは、木のカトラリーづくりの最初の一歩に当たる作品で、わたしにとっての入門書である『手づくりする木のカトラリー』を横に置いてつくったことを懐かしく思い出します。
あの頃、家にあった彫刻刀ぐらいしか道具を持っておらず、1日1ヵ所は指に怪我をしながらつくっていました。
1kg、1000円でケヤキやウォルナットの端材を購入し、四角い木の塊からスプーンやフォーク、皿、バターケースなど彫ることに夢中でした。
私もまだ働いており、日常の仕事とは全く違う領域で没頭できる趣味を見つけた事で、いい気分転換=リフレッシュができたのかなと思います。
今、こうして見ていると、拙さばかりが目についてしまいますが、その時は夜遅くまで時間を忘れて彫ったカトラリーです。
ある意味、私を初心に戻してくれる作品です。