TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

フォークを彫る

2020-09-29 10:40:00 | 木のカトラリー
制作した木のカトラリーを並べている棚のほとんどをブログに掲げてしまい、ホントに残り少なくなってきました。

今日、見てもらっているフォークは、私がブログを始めて2回目の投稿の際に、スプーンやピザカッターなどと一緒に写真をupしています。

このフォークも木のカトラリーづくりをはじめた頃に、時間をかけて、丁寧に丁寧につくったモノです。

残りも少なくなったことですし、苦し紛れに今回はフォークだけをどアップで載せさせてもらいます。


以前もブログの中で言ってますが、本を見て、
「こんなのがつくれるといいナー… 」
と、思い制作に入ることが多いです。

その時、見ていたのが次の写真にある本で、右側の『木でつくる小さな食器』(著:渡邊浩幸 発行:河出書房新社)には制作工程まで載っていて、大変参考になりました。



白いフォークは昔使っていたソファーの肘掛の端材で、茶色のフォークはウォルナットでつくりました。







さてと、フォークの次は…  。



















八角皿を彫る

2020-09-27 09:29:00 | 木のカトラリー
木を彫ってつくる器は、楕円形や長方形も含め丸や四角いものが多いように思います。

私のものづくりは、本を見てつくることが多く、真似て(下品な言い方をすると"パクって” )つくる場合がほとんどです。


今日のブログでとりあげた「八角皿」は、本に載っていたものではありませんが、家の食器棚にあったものを見てつくった皿です。

5年くらい前につくったと思います。



磁器でつくられていたその「八角皿」は薄手で品があり、よく我が家の食卓に登場していました。

何皿かあったのですが、割れたりヒビが入ったりして、今は1枚も残っていません。




高台部分だけは、磁器のものとは違って内側を緩く削っただけにしています。


元になった磁器の「八角皿」が残っていないだけに、今では思い出の「八角皿」となりました。














"タマゴ ” を彫る

2020-09-25 07:07:00 | 木のカトラリー
今から3年ほど前、何を思ったか"卵” を彫りたくなりました。

理由は覚えていません。

冷蔵庫の中で並んでいる卵を見て、タマゴは簡単に彫れると思ったのかもしれないし、胡桃みたいに2個持って手の中で回すと脳の刺激になると思ったのかもしれません。

実際にやり始めると、タマゴを彫るのは考えていたのと違ってとても大変な作業だったのです…


立方体の木材を丸く仕上げるのは、粘土を掌で丸めてつくるように簡単にはいきませんでした。

四角い角をノコで切って大まかな形をつくります。



あとは、ひたすらヤスリで削っていくのです。

これがなかなか厄介な作業で、なかなか捗らないのです。



そして、少しでも削り過ぎると、また、全体を削って形を整えなければならなくなるのです。

おまけに、全体が丸く仕上がってくると、ヤスリで削る際に卵を押さえている指がツルツル滑ってなかなか思うように削れないのです。

モノづくりはどれも大変でしたが、つくっている途中でこんなにイライラしたのはこれが初めてでした。


そんなことを考えれば考えるほど、本物のタマゴは涼しい顔をして、均整のとれた完璧な姿を私に見せつけてくるのです。


「自然の造形は神様がつくられたからこんなに美しいんだろうか…」

信心深い方ではない私でしたが、そんなことまで考えてしまいました。




見た目と違いなかなか苦労したタマゴづくりでしたが、性懲りもなく、私はもう一つタマゴをつくっていました。


やはり、制作理由は"ボケ防止“ だったのかも…?













続、子ども用の椅子をつくる

2020-09-12 09:32:00 | 木のカトラリー

孫は私が作った椅子をまだ使ってくれています。

ありがたいことです。

実は、子ども用の椅子、孫が来たとき用に我が家にも1つ作っています。




4cm角の杉の角材は同じで、座面と背もたれに以前使っていたテレビ台の部材を使っています。

引出しの取手だった窪みにをビー玉はめ込みました。

サイズはほぼ同じです。


子どもの成長は早く、今回サイズアップした椅子をつくりました。

つくったと言っても、昔、我が子が使っていた勉強机の椅子の脚と背もたれを切ったもの。

 出来上がった椅子に切取った脚と背もたれを繋げて撮影






座面が痛んでいたので電動ヤスリをかけ、うるし調の塗料を3回塗り重ねました。

ホームセンターに塗料と専用の薄め液を買いに行ったら、台風接近の間近で、他のお客さんはガムテープや窓ガラスを保護するパネルを抱えてレジに並んでいるではありませんか!

「私だけ、こんな買い物してるんですけど… 」

と、思いはしましたが…

刻一刻と台風が接近する中、私は孫の新しい椅子の座面にうるし調塗料を心静かに塗っては乾かし、塗っては乾かししていたのでした。





ご覧のとおり、可愛いらしい赤い座面の椅子ができました。


今日は、孫が久しぶりに我が家に来ることになっています。

この椅子も、「赤ずきん」の操り人形も、「ブレーメンの音楽隊」の動物たちも、孫が来るのを待っています。





















共同制作、第2弾「今度はナニ…?」完結編

2020-08-10 07:40:00 | 木のカトラリー
長らくお待たせいたしました。

4匹目の動物の色塗りが終わりました。



その動物とは、もちろん"ロバ”です 。

私がブログを開設し、童話の登場人物や動物などを制作していることを知った娘が、"pinterest” というソフトがあることを教えてくれました。

このソフトは画像検索をしてくれるだけでなく、よく閲覧する対象物と類似した画像の紹介までしてくれるのです。

ちょうど、3匹目の犬を制作していた時だったので、口をあけた犬の横向きの写真ばかりを検索しました。

そしたら、"pinterest” は口をあけた横向きの犬の写真を探してきてはメールで知らせてくるのです。

まあ、犬は可愛いのでいいのですが、ロバの制作時にはロバの写真ばかりが紹介されます。

せっかく探して紹介までしてくれるのでロバの写真を保存してたら、私のスマホはロバのオンパレードです。

それらの写真を参考に4匹目のロバを完成させました。




どちらかというと、ロバは何処かとぼけた3枚目ですよね…



『ブレーメンの音楽隊』の動物たちの制作が終了した今も、

「こんな表情のロバはいかがですか?」

と、私のスマホにはまだロバの写真が送られてくるのです…   。

お世話になったのでそのままにしています。