先月末に母の七七日の法要を終えました。
あっと言う間の事の様にも思えますし、ずいぶん長い時間が過ぎた様にも思えます。
父の時とはまた違う感じがします… 。
私は信心深い方ではないのですが、毎日、仏壇に手を合わせるようになりました。
母は花が好きだったので、買ってきた大輪の菊の他にも我が家の北花壇に咲いた小振りの菊も時々供えています。
母は若い頃、看護婦(今は看護師といいますが)をしていました。
戦時中の話です。
新潟県長岡の病院に勤めていた頃に先輩看護婦からキツく言われることも多く、若い看護婦同志で励まし合いながら日々を過ごしたという話を聞いた事があります。
今で言うパワハラなのでしょうが、昔はそれが当たり前のようになされていた時代だったのでしょう。
60歳を超えた私にも青春時代があったように、高齢の母にも青春時代があったのだと現実味を帯びながら思わされます。
戦時中ではあっても、きっと楽しい事もあったであろうと信じたいです。
最愛の人である父と出会い、子どもを4人授かり、それぞれの子どもたちが孫をもうけ、12人の孫たちとも関わる事ができたのですから…
七七日の法要も終え、今、母は先に逝った父と再び逢うことができたと思っています。
そして、昔そうであったように、父と他愛もない話を楽しそうに交わしている事でしょう。
母も想い出になりました・・