TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

偶然にも旧友が前日に歩いた山道を辿る【中編】

2022-07-26 08:27:00 | 山岳会
今回の多良岳山系山行の2週間前の事です。

私は数ヵ月ぶりの山行で両足がツッてしまい、メンバーの方々に大変な迷惑と心配をかけてしまいました。

足がツルなんて初めての事で、膝の上の筋肉が痛みを伴い固まった感覚になり、足を動かすことさえできなくなってしまったのです。



日課の散歩を長いことサボっていたり、冷房の効いた部屋で怠惰な生活を送っていたことなど日頃の体調管理ができていなかったことが最大の原因です。

登山前日の夜に冷たい飲み物を摂り過ぎていたり、充分な睡眠をとれていなかったことも関係していると思います。

私が所属している山岳会ではこれまで夏の遠征前に、日頃行っている山行より負荷の大きな訓練の為の縦走を実施してきており、今年は10kgの荷物を背負って8時間の行程を歩く “歩荷縦走” だったのです。

私が学生の頃、夏合宿前は30kgの砂を担ぎ上げていました。

3年前に行った「涸沢・上高地キャンプ」でも3日間20kg 近いザックを担いで歩いていましたので、

『10kgなんて軽いもんだ!』

と、あまり気にもかけていなかったのです。

ちなみに「涸沢・上高地キャンプ」に対する意気込みは凄まじく、毎日3時間(15km)以上も歩いていたものです。

ところが、山岳会の “歩荷縦走” 前の私の生活は “アマアマのユルユル” でした。

孫の子守りにかまけ、冷房の効いた家の中で涼しく過ごし、



4時頃から孫を風呂に入れ、5時には発泡酒の缶のフタを「プシュッ」と開けてしまうといった堕落したものだったのです。



その結果、 “歩荷縦走” の最初の急登で両足がツッてしまい、私より年配のメンバーの方に私の荷物を分担して持ってもらうという何とも恥ずかしい事になってしまいました。

『こんな “醜態” を2度も続ける訳にはイカン!』

反省多き “歩荷縦走” の2日後、足の回復を待って、私は散歩を再開したのでした。