“来年の話をすると鬼が笑う” とか…
怖い鬼も笑ってくれるのなら、喜んで私の来年の “山登りの話” をしてみたいと思います。
来年早々、雪山に登る予定です。
去年の暮れにも雪山に行こうと誘われたのですが、コロナ禍もあったり2人目の孫が正月前後に生まれることもあって、丁重にお断りしていたのでした。
その2人目の孫も正月明けに無事誕生したので、コロナの波も避けるように春の山・夏の山・秋の山へと足を運びました。
12月には忘年登山にも参加させてもらい、山岳会のメンバーと共に楽しい時間を過ごすさせてもらいました。
ただ、山岳会に入会してからも雪のある山には登っていません。
冬に根子岳南峰にバリエーションルートから迫りましたが、雪と言うより寒さで凍った斜面といった感じでした。
私の登山歴を遡ってみても、夏の日本アルプスを除くと、雪のある時期に山に登ったのは学生時代に行った冬合宿の「祖母山〜傾山縦走」と春合宿で登った屋久島の「永田岳・宮之浦」、それに就職して数年後に元日に1人で登った「由布岳」くらいです。
いずれも、ピッケルやアイゼンなどの雪山登山の装備も持たずに登りました。
山岳会に入会し、会長さんはじめ諸先輩方からは、
「冬山ではアイゼンは必需品!」
「6本爪と12本爪の2種類あれば間違いない!」
と言われ、6本爪のアイゼンは手に入れていたのです。
ただ、私が学生時代の頃にワンダーフォーゲル部の諸先輩方からは、
「ワンゲルは、アイゼンやピッケルがないと登れない山には登ってはダメ!」
「そんな山は山岳部に任せておけ!」
と、言い聞かせられていたものでした。
私は昨年、なかなか山に登る機会がなく、今年の秋頃は、その鬱憤を晴らすかのように、孫の子守りの合間に暇を見つけては山へ行ったのでした。
そして、会長さんらとくじゅう連山の坊ガツルでテント泊した際に、私は、
「会長さん、冬山に連れて行ってください!」
と、お願いしたのでした。