山岳会に入会して1年目はロープワーク(ザイルワーク)を教わり、沢登りを体験することができました。
ロープ(ザイル)を使った岩登りは、コロナ感染症が猛威を奮っていたので一昨年も昨年も参加を自粛しました。
冬山に関しては、学生時代に先輩たちから、
「アイゼンば使わんと登れん山にはワンゲルは行っちゃイカン!」
と言われていたので、雪に覆われた白銀の世界は夢のまた夢でした。
でも、学生時代に登った元日の傾山〜祖母山の縦走も、春に登った屋久島の永田岳・宮之浦岳も、今思い返せばアイゼン等の冬装備は持って行くべき山だったと思われます。
当時(今から40数年前)は、アイゼンやピッケルはあったものの、特別な登山に使用する特別な装備だと捉えられていたように思うのです。
今の時代、様々な厳冬期の装備が開発され、初心者でも簡単に手に入るようになったので、冬装備は逆にファッション化してしまった観があります。
『冬山に登るならアイゼンやピッケルは持って行くべきでしょう』
との意見もあるので、大袈裟かも知れませんが冬山に登るならピッケルも揃えるべきだと考え購入を決めました。
私の山道具は “✖︎ルカリ率” が異常に高いです。
テント、ザック、登山靴、バーナー(コンロ)、ウェアetc etc …
ご多聞に漏れずピッケルも『✖︎ルカリ』で探し出しました。
どんなモノを手にするかは巡り合わせと言ってもイイかも知れません。
妥協すること無く、半年以上探し続けました。
“出会いの時” は突然にやって来ました。
今まで数々のピッケルを見て来ていましたので、商品のクオリティーと価格の相関関係はある程度捉えることができていると自負しています。
付属品も含め充分満足できるモノでしたのでドキドキしながら、
『ポチッ』
と、やってしまいました。
明日、島根の三瓶山に向けて山岳会のメンバーと共に出発します。
冬の『くじゅう連山』『由布岳』と来ての鳥取の大山に次ぐ山陰の名山『三瓶山』です。
1.000mは超えますが1.500mまでには達しません。
天気予報では最高の天候となっています。
途中の道路状況にもよりますが、車2台に分乗し、三瓶山の麓にある温泉宿を目指します。
到着した日の夜に、登ってもいない内から
「カンパーイ!」
ってなりそうなメンバーです…