TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

有明海ごしの雲仙

2021-10-25 11:31:00 | 散歩
散歩に行こうと外に出たら、遠くの山がよく見えています。

晴天ではないのですが、意外と空気は澄んでいるようです。

車で30分ほどの有明海の干拓堤防まで行くことにしました。

南に向かって愛車を走らせると、正面に雲仙普賢岳が見えます。

ドンと構えており存在感があります。

干拓堤防上の道を暫く走り、有明海越しに島原半島が見える所までやってきました。


日曜日の雲仙普賢岳です。



一番左に見えるピラミダルな山は眉山…

島原出身の私の友人は、地元の言い方で “まんやま” と呼んでいます。

“まんやま” 、いい響きです。


私も学生時代から普賢岳と眉山を見てきています。

北側から見たその山容がとても好きで、天気のいい日には南に目をやり普賢岳が見えているか確認してしまいます。







皆さんもご存知だと思いますが、かつて雲仙普賢岳は火山活動を活発化させました。

その時発生した火災流により、地元の島原の方々をはじめ火山研究家、報道陣など多くの方の尊い命が失われてしまいます。

有明海を超え、私が住んでいる所にも灰が降ってくるほど大規模な火災流でした。

雲仙普賢岳の活動が続いていた期間に山頂と東側に溶岩ドームが盛り上がり、まるで東側にコブができたような山容に変わってしまったのです。

北海道の昭和新山の話は聞いた事はありましたが、有明海ごしに見える雲仙普賢岳が短期間で形を変えてしまった事に驚きを禁じ得ませんでした。


今日の雲仙普賢岳は、あの日の事が嘘のように海の向こうにドッシリと腰を据えていました。













最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tenzanbokka78)
2021-11-08 07:17:36
眉山を今でも「まんやま」と言っているのは私ぐらいかもしれません。
私の父が眉山を、「しょて(昔)は、『まんやま』て言いよったで」と言うものだから調べてみたら、その通りでした。
江戸時代の地図には「前山」と表記されています。
「まえんやま」が縮まって「まんやま」です。
父の思い出として、私一人でも、昔の呼称を継承しています。
返信する
Unknown (TANE)
2021-11-08 12:26:17
tenzanbokkaさんの故郷にある象徴的な山である『眉山(まんやま)』は、tenzanbokkaさんにとって故郷を思い出したりお父様を偲んだりする存在なのですね。
北から望む島原半島の、普賢岳のシルエットは変わり果ててしまいましたが、『眉山』の美しい三角形はシュッとしていて今も変わりなくカッコイイです。
返信する

コメントを投稿