2019年の3月をもって現役を退き、”自由人” となりました。
その頃は「コロナ」の「コ」の字もなく、私は自由に使えるようになった時間を旅行や登山、我が家のメンテナンスに充てることができました。
ところが、その年の12月中旬に北海道旅行から帰って間もなく、日本も新型コロナ感染症の渦の中に飲み込まれることになってしまいました。
春に東北6県の桜を観てまわるツアーに参加することにしていましたが、キャンセルせざるを得ず… 。
その後は、愛車を走らせて行く登山や釣り旅行も封印してしまいました。
登山や旅行は封印しましたが、コロナ禍後の遠征準備は着々と進めていったのでした。
車中泊を快適にするために愛車のカスタマイズにも着手しましたし、装備の軽量化もお金と相談しながら行ってきました。
私がすぐにでも手に入れたかったのが軽いテントと軽いバーナー(コンロ)でした。
一昨年の9月に1人で穂高を目指した時、憧れの涸沢で2泊・上高地で1泊テント泊をしました。
その時に持って行ったテントの重さは4kg以上、バーナーも旧式だったので約800gもありました。
この2つだけで5kg近い重さになってしまいました。
携行する水やザックの重さも全て入れて20kg以内を考えていたので、あまり金を使わずにできる限りの工夫をしてグラム単位で軽量化を行ったのでした。
例えば、ホームセンターからアルミの棒を使ってきてテントのペグを手作りしましたし、持って行く食料は全てドライフーズにしました。
あの時は必死になってグラム単位の軽量化を図ったのですが、テントを最軽量のものにするだけで3kg軽くできるのです。
コロナ禍で外出できない状況下で、複数のフリマアプリをほぼ毎日のようにチェックしていました。
そして、1年かけて手に入れたのがコレです!
設営が簡単な最新型の吊り下げ式ではありませんが、強い雨風にも耐え得るこのタイプにしました。
今年の秋、このテントをザックに詰めて南アルプスの北岳や甲斐駒ヶ岳か北アルプスの剱岳に行こうと密かに計画を立てていたのです…
<つづく>
40数年前、行きましたね。広河原、北岳懐かしい!
南アルプスは去年入山禁止でした(前の年の台風・大雨でスーパー林道のバス道が崩壊したのです)。
今年は一部を残し修復されたので広河原まではバスで行けるようになっていました。
なので、ワクチン接種後に天候等のタイミングを見計らって狙っていたのですよ。
もちろん、釣り竿も持ってね…(夏合宿で広河原からの下る時に左側にずっと川が流れていたのを覚えていますか?)。
この計画、来年にお預けです。
山も川も逃げませんから!