マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第24話 ネクスト・ターン

2016-09-21 20:00:42 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【クラビウス基地第8防衛エリア第8格納庫】

ラビット2の救出任務を終えたラウラとオデュッセウス中隊が帰還した。

戦闘はかなり激しかったようであり、被撃墜は無かったが・・・
どの機体も損傷が激しく、戦いの厳しさを物語っていた。

ラウラ自身もSvー53により打撃攻撃を喰らい中破していた。

ガフル「初陣で撃墜、生還するとは良くやったな」

ラウラ「はい・・・・」

ガフル「ん?元気がないがどうした?」

ラウラ「いえ別に・・・」

初陣で中破しながらも敵機を撃墜したラウラはガフルから褒められるが・・・
不意とは言えSvー53により打撃で頭部を喰らい中破してしまった。

そんな自分が情けなく思ってしまう

もし腹部だったらコックピットを潰されて死んでいた
可変戦闘機パイロットとしての腕前は着実に付きつつあったが・・・・
敵を取り逃した上に、一歩間違えたら戦死してしまう可能性のあるミスをした

ラウラは自責の念にかられ頭を抱えた

シンディ「ベルタリア曹長、先の戦闘で自機を中破したとは言え生還できただけでもおめでとうだよ」

ラウラ「そうですか?」

シンディ「そうよ、生きているから反省する機会がある。それだけでも勝利よ」

自責の念にかられるラウラをシンディが励ました。

今回の戦闘は可変戦闘機パイロットとして新人のラウラの初陣。
いくら戦闘種族ゼントラーディ人とは言え、可変戦闘機パイロットとしては新兵同然
初陣で死ぬ可能性が高かったとは言え生き残れた・・・

それだけでもいい成果だ。

【新統合宇宙軍クラビウス基地.白川提督自室】

戦闘終了後、亜樹は戦闘記録を持って白川提督に報告した。

実務勤務研修のラウラの記録と・・・
反統合勢力の新型可変戦闘機Svー53について・・・

この場にいた茂人とカゴメ、そして白川提督は報告書を読んだ。

桐原少佐「初陣で生き残れたとは言え、運悪く敵の新型と当たるとはな」

カゴメ「生き残れたのは良かったけど・・・・」

桐原少佐「まだまだ爪が甘くて危なっかしいな」

報告書を読んだ茂人とカゴメはラウラがSvー53により中破させられた
初陣にして敵機撃墜したのは上出来だが、不意で中破させられるのは痛い話

まだまだ可変戦闘機パイロットとしてはまだ未熟か

そう悟った茂人は・・・・

桐原少佐「早瀬君、ベルタリア曹長に一瞬も気を抜かすなと伝えておけ」

早瀬亜樹「ハッ」

亜樹にラウラに対する伝言として一瞬でも気を抜かすなと伝えた。

ラウラはゼントラーディ軍時代や海兵隊時代は優れたエースであるが・・・
可変戦闘機パイロットとしてはまだ新人かつ、エースとしての感覚が欠如している

それが故にゼントラーディ軍時代や海兵隊時代出来ていた・・・・
油断なき戦いを行えなくなっている
それが無くなれば、ラウラはいい可変戦闘機パイロットになれるが・・・
まだまだ不安が残る

茂人からラウラへの伝言を聞いた亜樹は退室し、第8格納庫へ戻っていった

退室してから2分後、カゴメがある質問をした

カゴメ「Svー53は誰が開発し生産した物なんですか?」

Svー53は誰が開発し生産したのか?

反統合勢力は国家を持たない集団であり・・・
莫大な資金が必要であり、技術力のある可変戦闘機開発は難しい

それなのに何故開発できるのか?

カゴメはそう疑問に感じた

そんなカゴメの疑問に白川提督は答えた

白川提督「それは簡単だ、ゼントラーディ工業衛星や星間国家の惑星や不移民惑星の秘密基地だな。」

カゴメ「秘密基地ですか?」 

白川提督「あぁ、稀に我が政府や我が軍内の内通者とかな」

ゼントラーディ工業衛星.星間国家や不移民惑星の秘密基地
そして身内や星間国家内の支援者の存在

現に自由ヨーク同盟.テロ勢力ストラグル.ゲリラ組織鉄の規律
と言った反統合勢力が、各地に潜伏拠点を築き反抗しているが・・・
どの勢力も現地の新統合軍と戦えるような装備を持っているが・・・

まともな開発施設や生産拠点がなければ不可能な話であり
当然のことながら、普通ではありえない

普通ならありえない話だが、新統合政府に敵対的な国家の支援や・・・
新統合軍に探知されない位置にあるゼントラーディ工業衛星の使用
そして私利私欲の為、独自に支援する身内

そうした事から反統合勢力は烏合の衆とは思えない装備を持つ
更に裏社会では新統合軍から横流しのブラックマーケットなるものがある

これにより反統合勢力は新統合軍に十分に抵抗するだけの財力や技術力
戦力を保持し、新統合政府に抵抗を続けている

白川提督「当然、我々もそのルートを潰しているが・・・潰しきれてない」

桐原少佐「太陽系圏内のルートや潜伏拠点は殆ど壊滅したはずでは?」

白川提督「完全には壊滅してない、ルートを掻い潜って今も活動中だ」

新統合軍は掃討作戦を実施し、ルートと潜伏拠点の殲滅・・・
特に難易度の高いミッションには特務部隊VFーXを投入している

それでも壊滅してないのが現状であった。

更に言えば星間国家に潜伏拠点を作った場合の掃討作戦は難しい話になる。

内政干渉かつ、主権国家に軍を進める・・・
当該国からしたらいい顔をしないし、現地軍の管轄・・・・
早々、出来るようなもんじゃない。

更に

白川提督「反統合同盟は統合戦争に地球統合政府に降伏し統合され、地球統合軍に入隊したが・・・果たして完全に服属してるかが不明」

桐原少佐「と言うと?」

白川提督「反統合同盟出身者が密かに反統合組織や反統合国家を支援している可能性があるって事だ。」

桐原少佐「しかし、どうやって?」

白川提督「素人が簡単に思い浮かべるなら、とっくに解決しているよ。」

統合戦争終結後、地球統合政府に服従した反統合同盟であったが・・・・

一部は統合政府に服従する事を良しとせず・・・・
密かに抵抗を続ける反統合同盟残党のゲリラを支援しており・・・
第一次星間大戦になっても、反統合系ゼントラーディ人や反統合系国家・・・
テロリスト組織を支援している事があった。

軍諜報部や警察公安部は検挙したり・・・
時には特務部隊を使い裏ルートの検挙もしくは破壊をしていた。

それでも通り抜け武器が渡ってしまう・・・

反統合同盟出身者ではなく私利私欲の為に支援する者がいるが・・・
大半は表向きは服従して、裏では統合政府に反抗する者が締めていた。

白川提督「ラウラ・ベルタリア曹長、実務研修が始まって初陣・・・最終日までどうなる事やら」

メロディ「提督、仕組まれたのは提督ご自身では?」

白川提督「確かにそうだったな」

こうした情勢下で、ラウラは・・・・
反統合ゲリラとはぐれゼントラーディと戦いながら・・・
短い実務研修をこなさなければならない

茂人とカゴメはそんな過酷な日々を送らされるラウラを哀れんだ

【第8防衛エリア.ラウラ借自室】

初陣を終えたラウラはベッドの上で、戦闘の反省を行っていた。

数機撃墜し、可変戦闘機パイロットとしてエースとして開花しつつあるが・・・
まだまだ爪が甘い所があり、いつ戦死してもおかしくない未熟さがあった

製造されて地球換算で23年、何度も激しい戦闘をくぐり抜けてきたが・・・
クァドラン・ローから可変戦闘機に機種転換した途端、これだ・・・
つくづく情けなく感じてしまう・・・・

ラウラ「明日か、今日いつ出撃あるか分からないから今のうちに反省しよう」

そんな情けない自分の現状を反省する時間は少ない・・・・

明日もしくは今日のいつか、急な出撃があるのかもしれないし
それに睡眠をとらなくてはいけないし

少ない限られた時間で今日の反省をしなくてはいけない

ラウラ「生きてるだけも勝利・・・・か」

生きているだけでも勝利・・・
今日シンディから教えられた言葉

ゼントラーディ軍時代では生きてて当然、死んだのは弱いからだと思ってきたが・・
生きて勝利と言う発想はなかったし、当然他の戦友も思い浮かばなかった発想
そして、生きて反省する機会があって勝利・・・

その勝利あってこそ、次は更に強くなって自身を強くする

地球人はだから先の大戦でも勝ち抜いたんだ

ラウラはそんな事を考えながら、睡魔に襲われそのまま眠りについた

しばらくして・・・・

ラウラ「!?」

突然、目が覚めた・・・

時間は夜の2時、いつから寝てたのだろうか?起床時間までかなりある・・
かなり時間があると言っても、もう一眠りできるような眠気がない

とりあえず、布団に包まってベッドに寝っ転がるが眠れない

ラウラ「やっぱり難しいな、地球人の世界・・・お疲れ様ですやご苦労さまですの使い方だって・・・・お金の使い方だって」

眠れないラウラはふと、数ヶ月地球人の世界に触れてきて・・・
今までの事を思い返してみた・・・・

地球人はゼントラーディ人より優れた文化だけでなく・・・
綿密に絡みこんだ考え方や言葉の使い方、ルールがたくさんある・・・
技術や思考など、戦うことばかりのゼントラーディ人には難しいことがたくさん

ゼントラーディ人であるラウラは難しく思えてしまう

ラウラ「まぁ地球人だから仕方がないね、やっていくうちに慣れてくし。」

難しく思えてしまう地球人の思考やその他もろもろ、今後必要になる

それに今の自分はゼントラーディではなく、ゼントラーディ系地球人一世であり・・・
カテゴライズ的に地球人に含まれており、ゼントラーディ人ではない
地球人として生きていくには、上記の項目が必要になってくる・・・・

そのためには必死になって覚えるしかない・・・・
そう思ったラウラは起きて、近くに置いてあった持参した軍事本を読んだ

ラウラ「キヨラ隊長が生きてたら、どう対応したんですかね・・・・聡明かつ優秀だから・・・」

軍事本を読みながらラウラはかつての上官であるキヨラがどんな対応したのか想像した

キヨラはラウラがゼントラーディ軍時代の上官であり、憧れの先輩だった
第一次星間大戦末期まで部下として活動し、ラウラのキヨラへの忠誠心が強く・・・
崇拝していると言っていい程であった

しかし

第一次星間大戦のボドル基幹艦隊決戦後、行方知らずであり・・・
何処で何をしているのか、分からずじまいであった

そんなキヨラはどんな対応したのか気になる・・・・

ラウラは一旦目を閉じ暫くして・・・
聡明で優秀な隊長だから、ミリアより優れた指揮や実力を発揮していると考えた

ラウラ「でも行方知らず、戦死扱いにされてるけど・・・キヨラ隊長が戦死したとは思えないんだよね。あの隊長が戦死するなんてありえないし」

キヨラは行方知らずの末、公式では戦死扱いにされている

機体の残骸や遺体の行方すら、分からず・・・・
生き残ったキヨラ隊の兵士全員、キヨラの行方が分からずじまい・・
優秀で聡明だったキヨラが死ぬなんてありえない話だ

ラウラは噂で聞いたり、データベースで知ったキヨラの死を信じてなかった
必ず生きていると、いつか何処かで会えると・・・・

ラウラ「メフィリア・・・・アンジェミラ・・・・今頃元気にしているかな・・・・やっぱり私は寂しいよ・・・悩みを打ち解ける戦友がいなくて」

軍用本を枕元に置いたラウラはメフィリアとアンジェミラを思い出してた・・・

製造されてまもなく配備されてからいつも3人一緒で・・・・
幾度も苦しい戦いをくぐり抜けてきた頼もしき戦友達・・・・今は別々の場所にいる

海兵隊を辞めずに入ればずっと一緒だったんだが・・・・

と思ってしまった・・・・

だが・・・・・

ラウラ「今更逃げ出すなんて、行かないし自ら選んだ道だし」

今更逃げ出す事なんて出来ない、この道を進んだのは自分自らからなのだから 
ラウラはそう考え、今までの事を反省しまた頑張ろうと奮い立った

メフィリアとアンジェミラだって、道を選んだラウラを応援してくれた
期待して送り出してくれた・・・・
最後までやり遂げないと二人に申し訳立たなくなる・・・・
だから、例え難しくてもやり遂げて見せる

奮い立ったラウラは、そう決心に明日の実務研修に備え寝ることにした
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お詫び!実はうますぎは昨日でした。

2016-09-21 19:53:44 | 日記
        ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁうますぎが昨日だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

3連休のおかげで曜日感覚が欠如してしまいました、昨日偉そうに明日はうますぎWAVEですと言っていたのに・・・・・・・・・・

で本編ですが、タカノブ・テラダ・カミナンデスじゃなくて寺田貴信さんは腰痛が治らないらしい。
早く治ってくださいね・・・・・

で新人ロボットモイモイは万年新人ロボットで覚醒した・・・・・・・・・・・・って・・・・・・・
                        杉田うるさいぞ!(笑)
もりそばさんはエロいんですか・・・・・
      もりそばさんはエロいんですか・・・・・
            もりそばさんはエロいんですか・・・・・

                        杉田セクハラやめぇい!!

そしてスパロボ情報ですが、スーパーロボット大戦D以降出番がなく、不遇のV V V ビクトリ~ガンダムが帰ってきます。
機動戦士Vガンダムはシュラク隊のお姉さまが無残に全滅したり、ギロチンとかが出てくる鬱アニメである。
で杉田がVガンダムを語ると・・・・・・・・・・・・


                        ただの銀魂だろ!?

ヘッポン・・・・・・・・・・・トランスフォーマーありましたね。
杉田がいつも以上にアホのリミッターが解除されていました。
メタルギアでもカズヒラ・ミラーの素の性格はただの杉田だし・・・・・・・・・・・

ではここまで。


(地球統合軍攻撃機/新統合軍攻撃機VAー1サイレントファルコン 愛称オーガスバルキリー)
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