マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

うますぎWAVE 同じ声のオペレーター対決 アニタ・ジュリアンVS早瀬未沙 仁義なき土井美加オペレーター決戦!

2016-09-27 21:15:04 | 日記
どうも自分が学校に行っている中に親にF-15Jイーグル小破された長田です。

現在特攻じゃなくて特講期間に入り夜8時まで学校に残って頑張っています。

さて今週の新人ロボットモイモイは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ギャッフ!!?
新参ロボットモイモイに進化している、先週までは新人ロボットモイモイだったのに・・・・・・・

                     さらに出来るようになったなモイモイ!!!

で・・・もりそばさんのアヅキ・サワ.ボイスはいいわぁ・・・・・・・ん!?ん!?

わおっ♪ Shining Storm~烈火の如く~



ボルテージは止まらない♪

好きだこの暑さ、ちなみにこの歌の中にはバサラいますよ。
さてそろそろ浅野真澄さんのスパログを聞きましょうか。





さて今日のグラビアは家城茜さんだ!
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第26話 エネミータリホー

2016-09-27 03:30:41 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ラウラが出向して最後の日を迎えた・・・

官舎から向かう途中、ラウラは警務隊に引き留められ・・・
職務質問をする事態になってしまった。

幸いラウラに特に問題がなく単なる質問の受け答えで終わった

ラーナ「話を聞かせてもらってありがとうございます」
新統合軍月面第8管区警務隊.ラーナ・フランセーズ中尉

ラウラ「こちらこそ、中尉殿ら力になれて光栄です。」

ラーナ「ハッ、光栄です。ご協力ありがとうございました。」

警務官ラーナの質問の受け答えを終えたラウラは・・・・・
バイクに乗り、軍用ハイウェイに入り第8防衛エリアに向かった。

少し時間がかかったが、まだ十分に間に合う・・・・

ラウラは安全運転しながら軍用ハイウェイを走り・・・・
しばらくして、第8防衛エリアのインターから出た。

ガフル「おはよう、ベルタリア曹長昨日は寝れたかな?」

ラウラ「お陰さまです。なんとか無事に最終日迎える事になりました。」

ガフル「うむ、それはよかったな。」

オフィスに到着すると、ラウラはガフルに挨拶した。

実務研修を終えまもなく機種転換センターに戻る予定であり・・・・
後は可変戦闘機パイロットとして実戦部隊に配属されるまで・・・
卒業までに機種転換センターで過ごす事になる。

短い時間であったが、ラウラにとって有意義な経験となった。

ラウラはガフルに感謝の意を述べたが・・・・

ガフル「最終日で悪いが、貴様に哨戒任務を与える。」

ラウラ「哨戒任務でありますか?」

ガフル「そうだ、我々の防衛エリアを見回ってもらいたい。今回は我々が担当なんだ。」

ガフルから第8防衛エリアを見回ってもらいたいと命令が下った。

命令の意図はラウラが実務研修でどのくらい成果が出せるか・・・・
無論、敵襲によるアクシデントも考えられる話を前提に・・・

と今までの研修で学んだ事を活かせているかのテストであった。

ラウラは最初不思議そうに命令の内容を聞いてたが・・・・

ラウラ「了解しました、偵察の任了解しました。」

ガフル「シューター小隊と共にまわってもらう、頑張れよ!」

ラウラ「ハッ」

ある程度の意図を理解し、了承した。

自身も研修で得た成果を試してみたいと思っており・・・・
最後の実務研修における任務を果たそうと考えた。

ガフルからの命令を受け取ったラウラはシューター小隊と共に格納庫へ向かった

格納庫に入るとすぐさまVFー5000スターミラージュに乗り込み・・・・
管制オペレーターの指示に従いカタパルトに侵入した。

早瀬亜季「今回、管制官を務めます。早瀬亜季少尉です。よろしく」
新統合宇宙軍月面方面軍第9機動艦隊早瀬亜季少尉

ラウラ「よろしくって、顔が違うけど・・・本当に早瀬少尉?」

発進準備終えたラウラ達の専属オペレーターが出たが・・・・・
そのオペレーターはハヤセ・アキと名乗った為、ラウラは混乱してしまった。

同じハヤセ・アキで、少尉いつもと違うと・・・・・

そう思っていると、いつも見慣れた亜樹がヒョイっと出てきた。

早瀬亜樹「あっごめん、そっちの早瀬は従姉妹。名前が一緒の従姉妹よ。」

ラウラ「従姉妹?」

早瀬亜季「そーゆー事、よろしくベルタリア曹長。今日1日よろしく」

ラウラが最初に会ったハヤセ・アキは・・・・・
早瀬亜季と言う一文字違いの亜樹の従姉妹であった。

亜季は本来は第9機動艦隊所属であり・・・・
艦隊旗艦所属のSVF-125の専属オペレーター主任を努めており
部隊の訓練のため、第8防衛エリアを訪れていた。

そんな亜季がラウラ達のオペレーターを務めた理由は・・・・

「こちらSVF-125所属バジル小隊、シューター小隊と共に索敵行動に入る」

「了解」

SVFー125所属のバジル小隊がシューター小隊と共に偵察飛行を行う為である

バジル小隊もVFー5000を運用しており、うち1機はB型であり
ラウラ達のシューター小隊の後方に右翼左翼に展開し・・・・・
これから予定の哨戒コースをまわっていく予定だ。

「ベルタリア曹長、しっかりついて来いよ。この任務が最後の実務研修の内容だからな。」

ラウラ「ハッ、了解です中尉殿」

「よしこの任務を終わらせ、機種転換センターに送り返すからな」

シューター小隊と共に哨戒任務に就いていたラウラは緊張していた。

なんせ今回の哨戒任務を遂行し1日終えると実務研修が終わるからだ。
実務研修が終われば機種転換センターに戻り、卒業まで過ごす事になる。

嬉しい話ではあるが、現場も現場とあってか・・・・
上手く1日終わるかどうかが分からないし、死ぬかも知れない
そんな不安もあってかラウラはかなり緊張していた。

早瀬亜樹『ベルタリア曹長、気が緩んでいるぞ。』

ラウラ「あっすいません」

早瀬亜樹『気にしなくてよ、最後まで頑張ってくださいね。』

亜樹から緩んでいると指摘されると謝りつつ表情を正した。

今日が最後だし、あまり緊張しすぎないで頑張って・・・
機種転換センターに戻って自由気ままに過ごそう

ラウラは少し怠けた顔をしながら実務研修を終えた先の事を考えた

だが・・・・

そう簡単にラウラを無事に機種転換センターに帰れる程・・・
世の中は甘くはなかった・・・・・

カルカ「敵飛行隊確認、数は8」
反統合同盟カルカ・ジェンバース少尉

「数は8機か、襲うにはいい数だな・・・・やれるか?」

カルカ「やろうと思えばいつでもできます同志(カメラード)」

「そうか、ゴルベーズ大佐に一応報告する・・・しばし待て」

カルカ「ウラズミェートナ(了解です)」

息を潜め反統合同盟残党の可変戦闘機がラウラの様子を伺っていた。

同盟残党の若い10代のロシア女性兵のカルカは同僚に数を伝え・・・
その同僚はカルカの情報を元に後方にいるゴルベーズ大佐となる人物に報告した

報告した内容を元に指示を仰いだ

しばらくして・・・・

カルカ「ゴルベーズ大佐はなんと?」

「先行して強襲を仕掛けろと、月面から撤退する艦隊の為パトロール隊を消せと」

カルカ「なるほどね、確かに月面の統合軍の監視は厳しいからね。」

指揮官であるウィンダーン・ゴルベーズ大佐からの指示が届いた
月面から撤退するためにラウラらパトロール隊を殲滅しろと・・・

新統合軍の月面における軍備増強により掃討戦が強化され・・・
反統合勢力の力はどんどん削がれていき・・・・
ついに月面各地の同志を率いて脱出する事を決めた。

先の一件の偵察機とコンタクトしたVFー4小隊に対する襲撃で動きが察知され・・・

第9機動艦隊が動き出し本格的に駆り出され残存勢力は・・・
投降または戦死して逝った。

ウィンダーンはカルカらに支持を出した後、背後にいる男に話しかけた

ウィンダーン「ダルダントン殿、ご助力願えないだろうか?」
反統合組織ロシア再興軍リーダー.ウィンダーン・ゴルベーズ大佐

ゲラム「ご助力か、今後の取引を維持できるなら手を貸そう」
闇商人ゲラム・ダルダントン

ウィンダーン「おおありがたい」

ゲラム「・・取引のためだ・・・私だ部隊を出せ!」

その男はブラックマートで取引しているゼントラーディ人・・・
ゲラム・ダルダントン・・・・・
反統合組織にとってはなくてはならない男だ。

新規のSVシリーズを始め数多くの武器を反統合勢力にいい値で売却したり
更に自身の私兵を保持しており、傭兵稼業も行っていた。

それを知っていたウィンダーンはゲラムに援護を要請し・・・・
今後の取引の事を考えたゲラムはすぐに承諾・・・・・
すぐさま私兵部隊に連絡し出撃命令を出した。

その頃ピケット・ルートラインでは
ラウラ達は予定通りの哨戒ラインを進んでいた。

特に異常はなく平穏に終わるかと思われてたが・・・・
バジル小隊の1機のレーダーが編隊に接近する2機の機影を確認した。

「隊長、2機の敵影確認。」

「2機で活動するとは手練れの可能性がある、シューター小隊迎撃願えないか?」

「了解した、スミス少尉とベルタリア曹長は迎撃に迎え!」

『ハッ』

IFFに反応がないため、隊員はすぐさま敵機と確認し報告・・・・
全機も2機の敵影を確認しラウラら2機に迎撃に向かわせた。

敵機はどうせ2機しかいないので、ラウラら2機でも十分と・・・・
シューター小隊は考えていたが・・・・・・・
後に大きな災いを予防とは思いもしなかった・・・

ラウラ達は編隊から離れ2機の敵機の方角へ向かっていき・・・
本隊は周辺の警戒を始めた。

「ベルタリア曹長、何故バトロイドに変形する?まだ接敵してないんだぞ?」

ラウラ「私はファイターで戦うのは苦手でして」

「そうか・・・・まだ少し早いんじゃないか?」

ラウラ「そうでしょうか?」

迎撃に向かう道中、ラウラはバトロイドに変形し移動を開始した。

スミス少尉はラウラの行動に不思議がっていたが・・・・
ラウラがファイターで戦うのが苦手だと説明すると納得し・・・
まだ変形するのは早いのではと突っ込んだ。

突っ込まれたラウラは不思議がりながら僚機パイロットの顔を見るが・・・・

「シューター4、エネミータリホー(敵機を目視で確認)。ベルタリア曹長、遅れるな!」

ラウラ「ハッ」

直後、敵を目視で確認し戦闘体勢に入った。

僚機のスターミラージュから大型ミサイルを二発が放たれ・・・
敵機との距離の中間地点で爆発した。

しばらくして爆発の炎の中からSvー53の編隊が飛び出してきた

カルカ「新統合軍は2機迎撃に出すのか・・・・下手したら本隊が見つかってしまう」

「だったら話が早いジェンバース少尉、早めに2機を仕留めるぞ!」

カルカ「了解」

カルカ達は左右に散開した。

散開するとラウラと僚機の連携を遮断し・・・・
1対1による格闘戦(ドッグファイト)に持ち込んだ。

ラウラは僚機と連携を遮断させられ孤立し・・・・
バトロイド形態に変形してたため一瞬で背後を突かれたが・・・
持ち前のクァドラン・ロー乗りだった頃の感覚で苦戦せずに・・
むしろ有利に戦っていた。

「バカな・・・・・・・こちらの攻撃が当たらん。ファイターでもなく・・・・」

ラウラ「ファイターじゃなくても、自身の得意な戦い方でいけば勝機は上がる!もらった落ちろ!!」

Svー53のパイロットはバトロイド形態で踊るように回避するラウラに驚いた。

ファイター形態よりも機動力の劣るバトロイド形態で華麗に回避
何故あのように回避できるのか不思議に思った。
バトロイド形態でファイター形態を上回る機動力は発揮できるはずがない

驚いているのも束の間、ラウラが反転しジグザグ機動で突撃・・・

ぶつかる寸前で上昇し、脚部でコックピットを蹴り潰し・・・
くるりと回転しガンポッドで銃撃を加え撃墜した。

カルカ「バカな・・・・一瞬で撃墜しただと!?」

ラウラに一瞬で撃墜された僚機の姿を見て絶句した。

まさかこんなにも早く撃墜されるとは・・・・
一瞬で撃墜するような奴が敵としている・・・・
勝てるはずがない・・・・

圧倒的な強さを見せたラウラにカルカは恐怖感を覚えた

その頃

レミア「まもなく戦闘宙域に到着する、ゲラム一働きしてくるよ」
ゲラムの私兵.レミア・ジフォン

ゲラム『あぁ頼んだぞ、レミア』

レミア「あぁ」

新統合軍が使用する可変戦闘機に似たシルエットの可変戦闘機が・・
Svー53.4機引き連れラウラ達のいる宙域に向かっていた。

編隊の中心である新統合軍の可変戦闘機に似た可変戦闘機に乗っているパイロットは・・・
ゲラムの私兵部隊の一員でありゼントラーディ軍の元エースとして有名だった・・・・
裏世界の死神の異名を持つレミア・ジフォンであった。

そして

今レミアが乗っている可変戦闘機は・・・・
新星インダストリーから強奪した試作機VFーXー8・・・
愛称はファントムⅢと呼ばれる機体であった。

このレミアとファントムⅢの登場がラウラの人生最大の危機の一つになろうとしていた。
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第25話 ラウラ・レポート

2016-09-27 03:23:24 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
実務研修3日目になった。

新統合軍は宇宙軍参謀本部立案の大規模掃討作戦B1号を発動
特務部隊や機動艦隊を総動員し徹底的に殲滅され・・・・
各反統合勢力は月面脱出を目論み、どんどん脱出し数を減らしていった

その頃

ラウラ「今日で三日めか」

ラウラの日時の始まりは6時に起きて点呼とって着替えて・・・
朝食とって、体操してミーティングしてと機種転換センター時代と変わらず
特に戦闘が起きるような雰囲気はなかった。

ただ 

実戦部隊なので、機種転換センターのミーティングの雰囲気とは違い・・・
ガフルや同僚.他の部隊の隊員の面構えは真剣そのものであり・・・
雰囲気だけでラウラは押しつぶされそうになった。

ガフル「ん?大丈夫か?ベルタリア曹長」 

ラウラ「一応大丈夫です、特に問題がないです・・・はい」

ガフル「そうか、あんまり無茶するなよ」

ラウラ「了解です」

気難しいミーティングを毎回やった結果ラウラは心身やられた・・・・
周りから明らかに体調が悪そうなほどに悪化してしまった・・・・
ラウラはガフルから心配されるが、平静を装い・・・
特に問題がないと答えるが、本音は辛いと思っていた

本当に可変戦闘機パイロットとして、地球人としてやっていけるのか
まだまだラウラの不安は解消しない。

そんな中

シンディ「隊長、新星インダストリー社クラビウス支社の方をお連れしました。」

ガフル「そうか、部屋に入れなさい。」

シンディ「了解しました。イさん、どうぞ」

イェスル「失礼します。」
新星インダストリー社.イ・イェスル

ある任務で新星インダストリーに行ってたシンディがイ・イェスルと言う女性を連れてきた
イェスルは新星インダストリーの社員であり、今回のシンディの任務の目玉であった

目玉であるイェスルの姿を見たラウラからの印象は・・・・
黒い髪のショートカットで、何処か抜けてそうな雰囲気の女性だった。
ラウラは知らなかったが、イェスルは予備役少尉の階級を持つ軍人であり・・・
兄二人と妹一人そして父は軍人と言う家系の出身だ

イェスルは堂々と歩きながらラウラ達に見守られながら、ガフルと対面した

イェスル「新星インダストリー社クラビウス支社から来ましたイ・イェスルです」

ガフル「オデュッセウス中隊隊長のガフル・クラヴシェラ.少佐です。ようこそお越しくださいました。」

イェスル「いえいえ」

ガフル「例の物は?」

イェスル「はい、搬入予定の機体は我が社の工場から一個小隊分持ってきました。」

今回、イェスルが来た目的はオデュッセウス中隊に配備する新機体の配備立ち会いである

新機体は新星インダストリー月面工場から一個小隊分がクラビウス基地に運ばれており・・・
まもなく一個小隊分の可変戦闘機を積んだ新星インダストリーの輸送艇が到着する予定だ

ガフルとイェスルの話を聞いていたラウラはヒョイと首を出し

ラウラ「新機体ですか?」

と質問をした。

空気を読む前にガフルとイェスルの会話に口を出してしまった為・・・
周りの空気は凍りついてしまった。 
特にガフルが顔面蒼白になってしまう程に・・・

ラウラの斜め前にいるシンディは頭を抱えてしまう程で・・・
周りの反応を見たラウラは気まずい表情を浮かべた

ガフル「ベルタリア曹長、首を出すな。」

ラウラ「すいません」

イェスル「いいじゃないですか、関心を持ってくれるなんて。仕事熱心でいい娘」

ガフル「そうですか?無鉄砲馬鹿なだけです」

ガフルから苦言呈されるとラウラはすぐに謝った。

ラウラの謝った姿を見たイェスルは特に気にしている素振りはなく・・
むしろゼントラーディ人で、新星インダストリー社が納品した物に関心を持ってくれた事に
仕事熱心で好奇心旺盛で、いい娘だと評価した。

更に言ってしまえば可変戦闘機パイロットになった妹のエラと重なった

イェスルからすれば勉強熱心で好奇心のある娘は妹のように可愛く思えてくる・・・
今回納品した機体に関心を持ったラウラがかわいいと思えてしまった。

イェスル「そんな事言わず、とりあえずだけど機体見よっかぁ。ベルタリア曹長も来る?」

ラウラ「よろしくお願いします」

イェスル「ほんともぉかわいい娘、クラヴシェラ.少佐この娘借りてくわよ」

ガフル「好きにしろい!ベルタリア曹長行って来い!」

ラウラ「サ・エスケスタ」

ガフル「地球語で言え!」

好奇心旺盛で妹のように思えるラウラにイェスルは機体を見ないかと誘った。
誘われたラウラはイェスルにお願いしますと言うとそのまま誘われるがまま
機体が納品された格納庫へ向かっていった。

ガフルは格納庫へ向かっていくラウラ達を止めず黙って見守った。

【班入用格納庫】

その頃、新統合軍の班入用格納庫では・・・・・
新星インダストリーのクラビウス支社から運ばれたコンテストの開封が行われていた

コンテナからはVFー3000とVFー5000の中間のような姿をした機体があり
新統合軍の整備班と新星インダストリーのメンテナンスクルーが作業を開始し
機体の数は1個小隊3機があり、どの機体もオデュッセウス中隊の印がついていた。

ラウラはその機体に近づき、そのままコックピットのキャノピーを開け・・・・
そのまま機体のコックピットに入った

「こら!勝手に入るな!」

イェスル「いいのよ問題ないからそれにこの娘はここの基地の娘だから。」

「しかし」

イェスル「軍人だし、我々の支障に出ないからOKよ」

勝手にコックピットに入ったラウラを新星インダストリーのスタッフが怒るが
その様子を見ていたイェスルは問題ないと言ってスタッフを制した。

スタッフは不服そうな表情を浮かべたが・・・・
立場上イェスルの方が上だったので渋々聞き入れ・・・
これ以上ラウラを叱る事はなかった。

機体のコックピットに乗り組んだラウラは気に入った。

結構コックピットの椅子も座り心地が良くていい

イェスル「VFー4000ホークⅡはどうかしら?」

ラウラ「中々ですよ、座り心地がいいし。」

イェスル「それは良かった。」

ラウラ「しかし、VFー5000より少し古めの機体何故納品したんです?」

コックピットに座っていたラウラはイェスルから求められた感想を述べた後・・・・
何故機体を納品したのかを質問した。

ラウラの乗る機体はVFー4000ホークⅡと呼ばれる機体で・・・
VFー3000クルセイダーとVFー5000スターミラージュの中間機であり・・
そこまで最新兵器と呼ばれるような機体ではなかった。

納品するのであれば最新鋭のVFー5000やVFー4を納品配備するのが当たり前
何故納品するのか、ラウラは不思議で一杯だった。

そんなラウラの問いに関してイェスルは・・・・

イェスル「予備機よ、整備で出撃出来ない愛機に代わる機体としてね。」

ラウラ「予備機ですか?」

イェスル「そう予備機。どうしても、出れなかった時のための予備よ」

整備が間に合わず出撃出来ない機体が出た場合の予備機と答えた

激しい戦闘があると整備が長引いてしまう事があり・・・・
次の出撃までに整備が間に合わないと言う事態が起きてしまう事がある

そうした場合に備えて予備機を配備している。

ラウラ「勉強になりました。」

イェスル「いえいえ、大した事じゃありませんよって。」

ラウラ「予備機なんて言う発想なかったので、知り得ただけでも感謝ですよ」

予備機を配備する発想がなかったラウラはイェスルに感謝を述べた。

イェスル自身は大した事ではないと思っており・・・
ラウラから感謝を述べられる程ではないと考えていたが・・・・
感謝を述べられると、嬉しかったのか照れくさそうにしていた。

そうした二人のやりとりが暫く続いていたが・・・・・・

ラウラ「!?」

『アテンション、レーダーに敵小隊確認。スクランブル!!』

突然、スクランブルの警報が鳴った。

警報が鳴ると格納庫は騒然となり整備員らは騒がしくなり。
ラウラはオデュセウス中隊のオフィスに向かおうとするが・・・・

イェスルらの誘導もあったので、待合室まで連れて行った。

ラウラ「遅れてすいません。」

ガフル「新星インダストリー社の方々を無事待合室に連れていったか?」

ラウラ「はい、連れていきました」

ガフル「そうか、席に戻ってよし」

やるべき事を終え、急いでオフィスに戻ったラウラは・・・
ガフルにイェスルらを待合室に連れていったと報告した。

報告を受けたガフルは特に言う事なく・・・
そうかと、真顔で言うと・・・
ラウラに席に戻るように言った。

席に戻ろうとした際に・・・・

ラウラ「何かやる事でもありますでしょうか?」

とガフルに何かやる事ないかを聞いた。

ただ席に戻っただけでは時間の無駄だし・・・・
指示を仰がなくてただボケっとしていたら給料泥棒になってしまう
そう考えたラウラはガフルに指示を仰いだ

ラウラからの問いにガフルは・・・・・

ガフル「そうだな、VFー4000についてレポートにまとめてもらおうか。」

ラウラ「了解しました。」

ガフル「とりあえずだが、お前の私見を聞いてみたい」

新星インダストリー社から納入したVFー4000についてまとめるように指示した。

ガフルとしてはこの際にラウラが納入したVFー4000をどう思っているのか
とかではなく、任務で使う資材に役割についてどう思っているか知りたかった

命令を受けたラウラは直ぐ様、デスクに向かいパソコンを開いた。

ラウラ「いろいろ思う所はあるけど、簡潔にまとめようっと」

Excelを開いたラウラはVFー4000の事とオデュッセウス中隊に配備された理由
そして予備機の役割についてまとめ始めた。

VFー4000ホークⅡ
【配備理由】
所属機のアクシデントに備える為の予備機
【自身の私見】
戦闘の激しい第8防衛エリアに属するオデュッセウス中隊において
機体のアクシデントが発生した場合、集団的戦闘行動に支障が出て
しまう可能性がでしまう事がありそれに備え、1個小隊分の予備
機を受領しアクシデント機の代わりに機体を運用し、戦闘を行える
ようにする。

予備機を備える事によって、予期せぬアクシデントが起きても部隊
行動に支障が出ないようにする事ができる。

新統合宇宙軍
ラウラ・ベルタリア曹長


20分ぐらいの時間をかけて、ラウラはレポートを完成させ
レポートを完成させるとコピー機に印刷した。

ラウラ「中隊長、レポート完成しました。」

ガフル「分かった、さっそく見せてみろ!」

ラウラ「ハッ」

印刷し終えるとラウラは完成したレポートをガフルに提出した。

提出されたレポートを読むガフルだが、特に表情を変えずに読み続けおり
表情を変えないガフルを見てラウラの心境は穏やかではなかった。
もしかしたら内容がダメだったのではないかと・・・・

そうこうしているうちにガフルはレポートを置いた

ガフル「御苦労、後は次の指示が出るまで勉学に励め」

特に何も言わず、次の指示があるまで勉学に励むように命令した。

それ以上の事を言わず、勉学に励むように言われたラウラは・・・
なんとも言えない気持ちになってしまった。

どんな評価だったのか?
レポートに対しどんな感想だったのかと・・・・
気になったラウラは思いきって聞く事にした。

ラウラ「ハッ、少佐」

ガフル「なんだ?ベルタリア曹長」

ラウラ「レポートの方は・・・・」

ガフル「問題ない以上、席に戻れ」

ラウラはガフルにレポートの件を質問したが・・・・
返ってきた言葉は問題がないと言う一言のみであった。

その言葉を聞いたラウラは大人しく自分の席に戻り・・・
言われた通りに勉学に励んだ。
それ以降、多少なりとも雑用とかやらされた程度だった。

ガフル「まぁ初めてにしては普通にできてたな」

レポートを読んだガフルは、ラウラの姿を見て呟いた。

ラウラのゼントラーディ時代の所業から・・・・
出来の悪い結果を渡してくると思っており
詠む価値に値しないと判断していた可能性があった

それを裏切る化のように普通に読めるレポートをもってきた

ガフルはラウラが確実に人としても成長していると判断し
最終日に小隊について行く形で偵察任務に参加してもらおうと考えた
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